氏 名
川島 武
所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
令和02年12月24日
表 題

 喜寿を迎えて

本   文 

喜寿のお祝いを頂き、誠にありがとうございました。

 私は昭和37年4月、埼玉県の山里から東亜燃料工業(株)清水工場に入社しました。それから1か月半の導入訓練を終えた5月中旬、埼玉県入間郡大井村にあった中央研究所に配属されました。この研究所は、前年に清水工場から移転して来たばかりで、所属は第3研究部軽質燃料班でした。そして、赴任して間もない6~7月の2か月間、ガソリンの評価に使うCFRエンジン試験機の教育実習を受けるため、和歌山工場試験室にお世話になりました。この軽質燃料班では、このあと8年間、テストカーによる実車試験・パイロットプラント運転等の燃料油研究業務に従事しました。

 その後、昭和45年10月、研究所に電子計算機を導入するということで管理部電算機グループへ異動しました。この頃のコンピュータは、現在とは比べ物にならない程、「処理能力は小さく、大きさは馬鹿でかい機器」でした。私の従事した仕事では、この部門が一番長く、25年程になりました。

 最後は、設備予算管理業務に3年間従事し、平成10年12月に55歳で早期退職となりました。

 以上が退職までに携わった仕事の内容ですが、仕事以外では、社内のクラブ活動(卓球)・組合活動・趣味のゴルフ等で、いろいろな人々とお付き合いをさせてもらいました。
特別社員となった55歳の時は、「まだまだ、体力十分で、今後の余生をどう過ごそうか・・・」と悩みました。その結果、職業訓練所(熊谷高等専門校造園科)に入って、造園業務(1年間)を学ぶ事にしました。造園科卒業後は隣町の植木屋さんに10年程お世話になり、その後は75歳の後期高齢者となるまで、自分1人で「個人邸の植木の手入れ」をやって来ました。

 現在は趣味のゴルフを、職業訓練所の卒業生や町内の方々と時々やっており、生き甲斐の1つとなっています。最近は足腰の関節痛に悩まされていますが、元気を取り戻して余生を楽しんでいきたいと思っています。

  写真1 東村山テストコースでのテストカーによるガソリンの評価テスト(昭和39年)
  写真2 職業訓練所造園科での実習作品(平成12年)
  写真3 訓練所の同窓生とゴルフ(左が本人)(平成29年)

以上 

       
 
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