氏 名
川口 芳男
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
令和02年02月08日
表 題

 湯たんぽ

本   文 

 僕たちは湯たんぽです。毎晩ベッドの中で老夫婦の暖に貢献しています。湯たんぽは少しずつじんわりと体を温められる優れものです。寝始めは特に役立っていると自負しています。湯たんぽが無いと冬を越せないと我が家のご主人は言っています。
 ご夫人の方はそうでもないのですが、ご主人の方は足先からお尻近くまで求める位置がコロコロ変わるので大変です。ベッドの中で走り回っている感じです。ご主人は、湯たんぽはお尻の近くで温める方がいいと良く言っています。
 だからご主人は感謝の気持ちもあり、僕たちを使いっぱなしにすることなく、毎朝下まで運んでくれて、排水してくれます。感心です。

 リフォームに合わせてファンヒーターから石油ストーブに切替えた7年前から僕たちは頑張っています。ストーブの上に置いているヤカンのお湯が僕たちのエネルギー源です。特段コストが掛かる訳でなく、エコにも役立っていると思っています。湯たんぽは室町時代からあった模様で長い歴史のある暖房器具だそうです。石油ストーブがある間の季節労働者です。

 シーズンが終わると1年後の再会を約束して、ご夫人が綺麗に乾燥させてくれていつもの場所に片付けてくれます。ご夫婦がいつまでも元気に過ごせるよう来年も頑張ります。

以上 

   
 
湯たんぽ
 
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