海南市下津町の「蔵出しみかん」

　和歌山県海南市下津町の特産品「しもつ蔵出しみかん」の出荷がピークを迎えています。蔵出しみかんとは、１２月に収穫したみかんを、温度や湿度が安定した木造りで土壁造りの山畑の蔵で１か月以上貯蔵し、貯蔵中は蔵内で毎日上下、南北とみかんを保管している木箱のローテーションを行い、均一に果実の水分を適度に抜き、まろやかな味わいに仕上げたみかんのことです。この貯蔵技術は、約４００年前から地元で受け継がれてきた農法で、昨年２月に「日本農業遺産」に認定されています。

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