氏 名
鍋田 隆一
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
令和01年12月08日
表 題

 2019年バス旅行記

本   文 

 心配された雨も、紅葉狩りには程よい天候となった11/25、清水OB会恒例のバス旅行が催行された。参加者は、OG12名と横須賀から駆け付けたK氏を加えた32名。

 JR清水駅7:30出発→伊豆の国市「願成就院」→修善寺自然公園もみじまつり→伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」→ワイナリーシャトーで昼食と試飲→「めんたいパーク伊豆」→「かんなみ仏の里美術館」→JR清水駅17:00帰着の約12時間に、見どころをギュッと詰め混んだ日程であったが、東燃で培われた時間厳守精神で常に定刻通りの発着となった。

 願成就院は、鎌倉幕府初代執権北条時政が建立し、運慶作の阿弥陀如来坐像等5体と仏像胎内塔婆形名札4枚が国宝に指定されていて、老住職の「仏像とその時代背景」の説明に善男善女一同うなずく。時政の御墓がある苔むした庭はなかなか趣があり、機会があれば是非訪れる事をお勧めしたい。

 修善寺自然公園の紅葉は7~8分と言ったところか。それでも傘雲をのっけた白富士はなかなかの景観で、ただでは申し訳ないと思いつつ数軒の出店を冷かして、次のジオリアで伊豆半島の成り立ちを学ぶ。

 伊豆にワインのイメージが繋がらないままワイナリーシャトーに。まさにブドウ畑に囲まれた瀟洒なお城に、何時できたのと不見識さを反省する。白だ赤だと試飲してから、お気に入りのお土産を手にロゼ色の顔をして満足げにバスに乗る面々を見ると、試飲付はこれからも外せないかとしみじみ思ったりした。「めんたいパーク」も山の中で驚きである。最近できたばかりで珍しさもあるのか結構にぎわっていた。

 最後の訪問先「かんなみ仏の里美術館」は、展示仏が20体程の小さな美術館だったが、落着きがあり好印象を持った。薬師如来に随侍している12神将がそろっているのが貴重なのだそうで、それぞれ冠に干支の姿があり興味深く拝観した。仏像に始まり仏像に終わった感のあるバス旅行も無事定刻の帰着となった。

 会長挨拶・MCの行程説明等が終わるやいなや、「シュッパ」と栓を開ける音と共に乾杯が響き渡るサロン席、久しぶりの再会に隣りどうし話が止まらないメンバーで賑やかしい。カラオケスナックと化したバスの中は、移動の僅かな時間でも寸暇を惜しんで選曲からキー設定の注文に驚いたり、終始笑い声が絶えず、時の経つのも忘れる楽しい一時となった。出発30分後の「天城越え」から始まって、到着5分前の「新宿育ち」まで、ソロ、デュエットに歓声が上がり、自然発生的に「糸」の合唱で雰囲気は最高潮に達した。

 経費節減の折遠出は難しく、「安・近・短」ながらも会員の皆様に楽しんで頂けるよう工夫を凝らし、来年も案内できるよう幹事一同決意を新たにした一日となった。

写真説明(6枚)
 写真―1:願成就院参拝
 写真―2:修善寺もみじ林で記念撮影
 写真―3:傘雲を被った富士山
 写真―4:ジオリア見学
 写真―5:ワイナリーヒルでの豪華な昼食
 写真―6:車中のカラオケ風景

以上 

       
 
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