台風続きの関東地方に久し振りに晴れ間が見えた10月24日(木)午後から、横浜市磯子区にある久良岐能舞台において恒例の東燃謡の会を開催しました。
本会は東燃本社、川崎、清水の謡曲部OBおよび縁あって共に稽古してきたメンバーで構成されています。謡会の開催は、当初は清水にも近い沼津・若山牧水記念館等で年1回実施してきましたが、現在では久良岐能舞台で春秋2回開催し、17回目となります。
今回は清水、金沢からの遠方組を含め11名の参加となりました。
謡会は素謡(すうたい)で能の詞章すべてを舞や囃子を抜いて謡うものであり、それぞれ番組ごとに「役」としてシテ、ワキ、地謡(バックコーラス)を割り当てて行います。各人は割り当てがメールで通知されてから稽古し、当日ぶっつけ本番で舞台に上がるので、一体感の醸成に苦慮することもありますが、どんな仕上がりになるのか、これもまた楽しいものです。
今回は4番組[小塩(ヲシオ)、実盛(サネモリ)、水無月祓(ミナズキハラエ)、三井寺(ミイデラ)]を午後1時から4時まで堪能し充実した楽しい謡会となりました。
写真-1 |
全員集合 |
後列左より
前列左より |
家崎敏昭、坂井茂夫、小池忠一、磯村正二郎、村上 忠、綾部国勝
神崎欣哉、宮田和男、(興津)、(岡本)、松本鶴雄 |
写真-2 |
小塩 |
前列左より |
シテ村上、ワキ(岡本) |
写真-3 |
実盛 |
前列左より |
シテ坂井、ワキ宮田、ワキツレ松本 |
写真-4 |
水無月祓 |
前列左より |
シテ綾部、ワキ(興津) |
写真-5 |
三井寺 |
前列左より |
子方家崎、シテ宮田、ワキ小池、ツレ(興津) |
以上