氏 名
吉浜 裕嗣
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
令和01年08月08日
表 題

 北アルプス黒部源流の山々

本   文 

 自宅介護の家内をいつもの病院にお願いして休暇を取り、2年前の左膝の怪我が回復しつつあるので、北アルプス黒部源流の山々を歩きました。

 初日は登山口の新穂高温泉から鏡平山荘まで標高差1200mの上り。2年ぶりの本格的な登山でへとへとになって到着。梅雨明け宣言がでてないが翌日は晴れて、夜明け前の槍・穂高連峰のシルエットと茜雲の映りこんだ鏡池が素晴らしい。5時に山荘を出て最初の山・双六岳(2860m)への急登で息を切らせると頂上台地に出る。山頂から振り返れば歩いてきた登山道の先、雲の上に槍ヶ岳が聳える。双六岳から展望を堪能し、次の三俣蓮華岳(2841m)へ向けて稜線を歩いていくと黒部源流の山々が見えてきた。今夜は眼下に見える三俣山荘に宿泊。

 3日目は最奥の山々を目指す。まず目の前に聳える鷲羽岳(2924m)の急登にとりつく。標高が上がるにつれて昨日歩いた峰々が朝日に輝いてくる。鷲羽岳頂上からは360度の大展望、北アルプスの山々がほとんど見える。堪能したら水晶岳(2986m)に向かう。ゴジラの背中のように岩の小ピークをいくつも従えた水晶岳は存在感十分だ。復路は黒部源流の渓流が流れる谷を下り山荘に戻った。

 ここで昼食を食べていたら台風が接近中との気象予報で、下山口に近い双六小屋まで3時間余りの追加アルバイト。翌朝は4時に小屋を出発し、雨が降り出す前に下山でき、帰途の平湯温泉で汗を流してすっきりしました。

写真説明
  写真-1: 夜明け前の槍・穂高と茜雲を映す鏡池
  写真-2: 双六岳頂上台地の1本道と雲上にそびえる槍ヶ岳
  写真-3: 黒部源流の山々、右より鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、祖父岳
  写真-4: 朝陽に輝く双六岳(左)から三俣蓮華岳の稜線、宿泊した赤屋根の三俣山荘も小さく見える
  写真-5: 水晶岳(奥)に続く岩の道
  写真-6: 岩の小ピークを従えた水晶岳

以上 

       
 
写真-1
 
写真-2
 
写真-3
 
             
       
 
写真-4
 
写真-5
 
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