氏 名
川上 雅人
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
令和01年06月24日
表 題

 昭和47年入社者同期会開催

本   文 

 今年も恒例により6月8日(土曜)12時に同期会を開催。会場は昨年同様JR新橋駅に近い「銀座ライオン新橋店」。会場探しの労は、当番幹事である茅、神原、大場、小林(渉)の4君が尽力。料金は延長込(12時~14時30分)の比較的廉価料金(5,500円)。今回はこの処ご無沙汰していた柳本君、村田君も交え参加者は21名。

 宴は、神原君の司会でスタート。乾杯に移り、各々用意されたテーブルに各々が陣取り、気の置けない仲間との1年ぶりの歓談に興じた。その後1分間の近況報告に入り、どうしても話の流れは健康管理、持病、薬へと進んでいった。

 開会後忽ち2時間30分が経過。恒例の高野君によるスナップ写真、記念写真に各自の風貌が納まり、翌年の再会を誓いおひらきとなった。歓談の勢いは続き、三々五々近くの喫茶店へ、又蛮声を張り上げたい者はカラオケにくりだした。

 今回は元号が令和に改まったこと、或いはお互いよわい、70歳を超えたことから自ずと過ぎ去った日々が懐かしくなり、昭和・平成・令和へ各時代の想いも重なった。そうしたなか、大場君の「我々の集まりは、会社の同期会というよりも、学生時代のような仲間の雰囲気だね」との言が発端で、色々昔日のエピソードが登場。その一つに新入社員教育に際し、和歌山工場へ赴く新幹線車中で、大勢で合唱したことが話題になった。なる程その頃から我々の気風は変わっていない、との感慨にお互いうなずき合った。会社生活を終えた我々の中に、所謂会社人間(勿論仕事には全力投球した自負はあり)とは違う、どこか書生らしい茫洋さが燻ぶっているようでならない。

 お互い口角泡を飛ばすなか、いつも漢詩を創ってくれる越君に今回の漢詩には、「昭和・平成・令和の言葉を入れてもらいたい。又我々の同期の気風を籠めて欲しい・・」との依頼が飛び交った。そうした想いを受けて後日越君から次の漢詩が送付されてきた。

   《四十七年同期紀年祭》
     団塊得生七十年  (団塊、生を得ること七十年)
     昭和平成至令和  (昭和、平成、令和に至る)
     都下新橋紀年祭  (都下 新橋 紀年祭)
     風狂饗宴誰人止  (風狂の饗宴、誰人か止どめん)

 彼は大場君の心情を汲み取って、旧制高校の雰囲気や寮歌が参考になることを想起。結果、第七高等学校造士館 第14回紀年祭歌「北辰斜に」と「巻頭言」が念頭に浮かんできたとのこと。漢詩の標題も「四十七年同期紀年祭」との着想を得た。この漢詩には、出会い以来47年の交友の情が籠められ、同期ならではの感慨が彷彿としている。又同詩には、旧制高校生共通の「人生意気に感ずの心意気」が漲り、又「流星落ちて住む處・・・」の巻頭言も連想される。お互い今後とも「若き日の熱き思い未だ冷めやらず」の心情を大切にしたい。そのため只々、ひとり一人の健康を願うのみだ。

以上 

   
 
集合写真
 
     
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