氏 名
礒田 武志
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成30年02月01日
表 題

 戌年に因んだ里山登山

本   文 

 これまで干支の未踏峰を毎年踏んで縁起を担いできた。今年は戌年、犬・戌・狗の字が付く山を探すと、北アルプスの犬ヶ岳(富山県1592m)、八ヶ岳には東天狗、西天狗(2646m)もある。南アルプスの山犬の段(静岡県1404m)や丹沢の犬越路は有名だが峰と言えるかどうか。これらは12年以前に踏んでいる。北海道・東北や中国・四国・九州には犬・戌・狗の字が付く山が数多くある。しかし住んでいる埼玉に天狗山が3つあるというが犬・戌のつく山はどうにも見当たらない。諦めていたが、登山クラブの募集に「犬目丸」! 旧甲州街道、犬目(山梨県上野原市)背後の山で国土地理院地形図では名無しの標高861mの里山を言うらしい。喜んで「ここなら」と応募した。

 1月10日は「冬型で風強く寒いが晴れ」とまずまずの天気であった。中央線猿橋駅からバスに乗り浅川バス停で下車、霊峰富士を拝むため権現山と扇山を踏み、足は疲れていたが、ミズナラの幹に真新しい「犬目丸」という山名板が括り付けられている峰にどうにか辿り着いた。板を裏反すと「1月3日」と書かれている。縁起求めの人は自分達だけではない。安達野に下って旧甲州街道を犬目に抜け、大田峠から梁川駅に辿り着く。もちろん駅前で買った缶ビールで「安全で良い2018年であれ」と大乾杯!疲労も回復した。

以上 

       
 
権現山から望む富士
 
権現山山頂は霜解け
 
扇山山頂標柱の周りは
溶けかけた霜柱が広がる
 
             
       
 
扇山から富士を望む、
雪雲が山頂を覆う
 
犬目丸と山名板
 
犬目に到着、左右どちらの峰が犬目丸か?
 
             
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