氏 名
 綾部 国勝
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成29年11月08日
表 題

 第13回東燃謡の会開催

本   文 

 二週連続の台風により横浜地方は雨の多い日々が続いたが、久し振りに晴天となった10月27日(金)、恒例の東燃謡の会を、横浜市磯子区の久良岐公園の一角にある能舞台で13名参加のもと開催した。 今回も金沢市、清水からの参加もあり役者が揃う。 この会は東燃本社、川崎、清水の謡曲部OB等で集まり、最近では年2回、ここ久良岐能舞台で謡を楽しんでいる。

 久良岐能舞台は大正6年に日比谷に建てられ、解体保存の後、昭和40年に現在の場所に移築された。現在は横浜市の施設となり、能楽の普及振興のための拠点となっている。 舞台は創建以来、幾多の人間国宝を育んだ歴史の重さと風格を感じ させてくれ、また、鏡板は日本画壇の重鎮の筆になるもので芸術的価値の高いものといわれている。

 謡会は素謡(すうたい)で能の詞章すべてを舞や囃子を抜いて謡うものであり、それぞれ番組ごとに「役」としてシテ(主役)、ワキ(脇役)、地謡(バックコーラス)を割り当てて行う。
 今回も5番組[草紙洗小町(ソウシアライコマチ)、江口(エグチ)、女郎花(オミナメシ)、殺生石(セッショウセキ)、小鍛冶(コカジ)]を午後1時から5時まで厳粛な能舞台でそれぞれの役割を演じ、日頃の稽古の成果を出すことができた。

 謡会終了後は、上大岡駅近くの居酒屋で懇親会を開き、謡を離れた話題で盛り上がり、次回来年春の再会を約して散会した。

以上 

       
 
能舞台全景
 
草紙洗小町
 
江口
 
             
       
 
殺生石
 
小鍛冶
 
全員集合
 
             
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