氏 名
 村山 祐二
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成29年06月16日
表 題

 中村康雄さんの展覧会

本   文 

 丁度一年前に中村康雄さんの展覧会に出掛け、ホームページで紹介させて戴きました。銀座に於ける大学時代の美術クラブのお仲間との展覧会でしたが、今回は別のグループとの展覧会ということで、神原剛さん、山田敦子さんと広大で緑豊かな砧公園内にある世田谷区美術館に出掛けました。

 中村さんは今回も水性アルキド樹脂(アクリル樹脂と油の両方の性質を持っている樹脂)絵具の「アキーラ」を使った作品を4点出展されてました。中村さんの解説を聞きながら多くの出展作品を鑑賞しましたが、他のメンバーの作品と同じ制作対象、例えば花と花瓶とか人形、ワイン、あるいはバイオリンとメトロノーム等、でありながら中村さんの作品は全く異なるモチーフであることがわかりました。

 多くの出展作品は写実性や陰影を重んじた作品がほとんどでしたが、中村さんの作品は「線の単純化、色彩の純化を追求した」正にマチスを思わせるような作品でした。ご本人は写実的に描けないからと謙遜されてましたが、素人目にも心惹かれるものがありました。そして前回の作品よりも背景の色使い等魅力的になってました(山田敦子さん談)。

以上 

     
 
解説する中村さん
 
作品1
 
         
     
 
作品2
 
自信作を前に神原氏(左)と
 
         
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