第１２回東燃謡の会開催

　４月２１日(金)午後、やわらかな新緑に包まれた横浜市磯子区久良岐公園内の能舞台で東燃謡の会を開催した。この会は東燃本社、川崎、清水の謡曲部ＯＢ等で集まり、最近では年２回、ここ久良岐能舞台で謡いを楽しんで１２回目となる。

　参加者は清水からの遠方組を含め９名の他、前回に続き観客として東燃ＯＢ４名の来場があった。

　 謡会は素謡（すうたい）で能の詞章すべてを舞や囃子を抜いて謡うものであり、それぞれ番組ごとに「役」としてシテ（主役）、ワキ（脇役）、地謡（バックコーラス）を割り当てて行う。

　今回も５番組［弱法師（ヨロボシ）、柏崎（カシワザキ）、龍田（タツタ）、歌占（ウタウラ）、海士（アマ）］を午後１時から５時まで厳粛な能舞台で緊張感をもってそれぞれの役割を演じ、日頃の稽古の成果を出すことができた。

　謡会終了後の楽しみである懇親会は、上大岡駅近くの居酒屋で観客ＯＢも参加し盛り上がり、次回秋の再会を約して散会した。

以上