氏 名
 山口 一郎
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成28年12月01日
表 題

 第2回駿府家康囲碁まつり

本   文 

 去る10月30日「第2回駿府家康囲碁まつり」が開催されました。この囲碁まつりの様子について日本棋院からの依頼を受け、私が投稿した記事が「週刊・碁・GO weekly」11月28日号(月刊碁ワールド1月2017)に掲載されています。その記事を以下に転記して紹介します。
 
お城で囲碁三昧!   「駿府家康囲碁まつり」

 10月30日、「第2回駿府家康囲碁まつり」が静岡市民文化会館で開催された。会場は家康公75年の生涯のうち3分の1を過ごしたという駿府城内にある。
 日本棋院からは24世本因坊秀芳、大矢浩一九段ら14名のプロ棋士が参加。囲碁大会、指導碁、100面打ち、入門教室、こども大会、公開対局などイベントは盛りだくさん。公開対局では地元静岡の高校生・野崎清楓さん(高校選手権女子個人戦全国5位)が高梨聖健八段に3子局で挑んだ。
 棋士に加えて静岡の県代表クラスの打ち手や、静岡市内の高校生20数名の協力もあった。会場は、老若男女の愛棋家およそ500名で賑わった。
 田辺信宏静岡市長は、徳川家康が礎を築いた囲碁文化を通じて国際交流を推進するため、2018年2月に「徳川記念世界囲碁まつりin静岡」(仮称)の開催準備を進めていると明言した。(山口)

 このまつりは、平成27年静岡市が歴史文化のまちづくり施策の一環としての「家康公顕彰400年記念事業」の年間を通じて実施した諸イベントの中の「第一回囲碁まつり」に続くものです。企画運営は私が所属する日本棋院静岡支部が担当しました。
掲載記事に加えたいことがあります。それは、当日参加して下さった第24世本因坊石田芳夫九段が「私の知る限り、これだけの規模の囲碁イベントは他にないのではないか」とおっしゃって下さったことです。

 ここ静岡では、「Pax tokugawana」のポスターを良く見かけます。「徳川による平和」という意味でしょうか。この高尚なスローガンの実践のひとつとして静岡支部は本年6月、中国浙江省寧波市囲碁代表団28名を迎え親善囲碁交流会や歓迎夕食会を行いました。
 囲碁を通じて友好関係を深めることは、複雑な日中の国家間の現状にあって非常に意義のあることだと思います。

 上の新聞記事で紹介しているように静岡市は、家康が礎を築いた囲碁文化による国際交流を進めるべく、「世界囲碁まつり」(仮称)の開催にむけて準備委員会を発足しました。規模は国内外から約1000人の参加を目標にしています。2017年は忙しい年になりそうです。

 写真-1.女流棋士下坂美織2段と
 写真-2.投稿記事

以上 

     
 
写真-1
 
写真-2
 
         
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