氏 名
 渡辺 誠一
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成28年11月01日
表 題

 キャンピングカーの旅(その2)

本   文 

 10月16日HP掲載(その1)の続編です。
 グランドキャニオンを造ったコロラド川の上流領域となる広大な乾燥地帯に散在する国立公園、国立モニュメント、州立公園をキャンピングカー(CC)で周遊しました。数千万年という単位の時間の間に起こった、地殻変動、雨水風雪、温度変化という自然の力により造り出された「自然の造形美を楽しむこと」が旅の目的です。観光地点が数多いので、「谷の上から」と「谷底を回る」観光に大別して紹介します。

 まず「谷の上から」谷を鳥瞰して楽しむ観光です。
 写真①ブライスキャニオンでは、サンセットポイントより観ると夕日で赤土の尖塔類が燃えるように美しく見えました。写真②キャニオンランズの中央部にある標高約2000mの展望台に立つと浸食が一望できます。約400m下の平地で浸食が進行し、そのまた約400m下に浸食を進めているコロラド川が流れています。写真③ホースシューベンドは、コロラド川が蛇行してできた馬蹄形の流れの地点です。向かい側の台地と同じ高さから覗き込みます。誰が撮ってもこの写真となるので、人気があるのでしょう。

 次に「谷底を回る」観光です。
 写真④モニュメントバレーは、ナバホ族の居留地なのでナバホの人が運営するツアーで谷を回ることができます。写真地点はフォード映画監督が撮影に使った場所で、馬に乗ったカウボーイのサービスがありました。
 ザイオンとアーチーズは、トレッキングを楽しむ公園です。写真⑤ザイオンでは、シャトルバスで園内に行き、バス停から歩いて渓谷美を鑑賞することになります。写真⑥アーチーズは、園内各地にあるアーチを訪ねる公園です。写真は、園内奥にあるランドスケープアーチで、スパンが約88mと一番長いものです。

 北米の広大な大地を旅するのに寝室と台所を連れてのCCの旅は、時間的にも経費的にも合理的です。CCを活用できるソフトの面も整備されていることを体験しました。

以上 

       
 
写真①ブライスキャニオン
 
写真②キャニオンランズ
 
写真③ホースシューベンド
 
             
       
 
写真④モニュメントバレー
 
写真⑤ザイオン
 
写真⑥アーチーズ
 
             
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