氏 名
 大橋 益男
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成28年10月16日
表 題

 金子嵩宗匠の俳句(2016年秋版)

本   文 

 今年も10月4日(火)に開催されたキグナス石油精製OB会に、全東燃OB会役員としてご招待を受け出席しました。昨年、総会・懇親会後にご自慢の俳句をお送りただいた金子嵩さんにお会いした早々に「また送るからね」と言われて数日後に送られてきたのが、下記の俳句15首です。昨年に引き続き「2016年秋版」としてご紹介させていただきます。

 手紙の最後に“OB会に出席できる人達は、健康に恵まれ毎日の生活を楽しめる人達です。又来年も元気で!”と記されていました。
 OB会とはお互いの元気を分かち合う場であると同時に、普段、顔を合わせる機会がない昔なじみの方々と心の交換ができる場でもあることを、今しみじみ感じています。

    東燃本社OB会(5月)
  葉桜や米寿言祝ぐOB会
  頭髪の多寡見比べる五月晴れ
  一昔一気にめくり更衣
  お互いの歳確める新樹光
  競い合う病の重さ麦の秋
  顛末書書いた覚えの上司逝く

    キグナス石油精製OB会(10月)
  団栗の背丈比べる同期会
  秋麗や孫子の話広がる輪
  新顔も高齢者なり秋に入る
  趣味問われ応えは無趣味走り蕎麦
  刻経ても意志ある案山子乾杯す

  九月尽欠席葉書元気です
  消息を明かさぬままに新走
  きちきちを相手に暮らす楽隠居
  見栄張って今日一日の若さかな

  平成28年10月 現代俳句協会会員 金子嵩

以上 

   
 
懇親会会場にて
(左より金子さん、大橋、堀さん)
 
     
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