氏 名
 橋爪 喜八郎
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成28年06月24日
表 題

 南紀「救馬渓観音」の紫陽花

本   文 

 先日NHKが紫陽花の名所と紹介していた、白浜町の北東に続く上富田町にある「救馬渓(すくまだに)観音」を訪れてみました。昭和60年頃から、本堂の裏山一体に紫陽花を繁殖させて、現在約120種類、一万本の紫陽花が咲き誇り、あるネットの紹介では、関西の厳選8名所の一つに選ばれています。

 一枚目の写真は、救馬渓観音本堂です。約1300年前、役行者によって開かれた寺とされ、
また寺名の由来は、小栗判官が紀州湯の峰温泉へ治療に行く途中、愛馬が病で動けなくなり、この寺に参拝したところ、たちまち病が治り、馬を救ったということから「救馬渓観音」と名付けらけれたとのことです。-

 以下に小生が独断と偏見で珍しいと思った花を、永年ここで紫陽花を育ててきた専門家に
聞いた話や、ネットで調べた知識を織り交ぜて紹介致します。

 二枚目の写真は「ブルースカイ」と云う花で、紫色の良く見かける花ですが、外側の5個の紫の花びらは額で、中心の粒々の部分が紫陽花の花であり、この小さい花が数個咲いたと きを開花とするそうです。また、肥料等の関係で来年は違う色に変化することもあるそうです。

 三枚目の写真は「アナベル」と云う花ですが、このような球形の花は、外来種の花とのことです。元々、紫陽花は平安時代からある花ですが、外国でも愛されると共に、品種改良もされてきたとのことです。

 四枚目の花は「八重柏葉アジサイ」と云う花ですが、葉っぱが柏の葉に似ていることから、この名がついたそうです。

 五枚目の花は「甘茶」と云う花ですが、右下の白い花は咲き始めのころで、先に咲いていた左上の花の額は赤紫に変化しており、良く見ると裏返ってお辞儀をしているように見えます。この後この花は萎れていくそうです。

 六枚目の花は「墨田の花火」と云う花ですが、ヤナギと云う花火のように下向きに広がって流れている形からこの名がついたものと思いますが、涼やか見事な名称をつけたものだと感じ入りました。

以上 

       
 
1.救馬渓観音本堂
 
2.ブルースカイ
 
3.アナベル
 
             
       
 
4.八重柏葉アジサイ
 
5.甘茶
 
6.墨田の花火
 
             
写真をクリックすると拡大写真が見られます