氏 名
 加藤 浩二
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成28年05月01日
表 題

 俳句便りー36

本   文 

 1. 春まだき媒(なかうど)島の阿呆鳥
 2. 玉ノ井やひとり荷風の春炬燵
 3. 佐保姫やちらりほらりと白き脛(はぎ)
 4. 濡れ縁の人妻に降る桜しべ
 5. つばくろに果たせぬ夢の喇叭(らっぱ)吹き
 6. 須(すべから)く帯は解くべし花疲

  媒島:小笠原諸島の聟島と嫁島の間にある無人島
  佐保姫:春の造化をつかさどる女神
  桜しべ降る:桜蕊降る、桜の花の萼が散って落ちること。
  花疲れ:花見疲れ、人出で思いのほか疲れたりする。

以上 

       
 
阿呆鳥
 
春炬燵
 
佐保姫
 
             
       
 
桜しべ降る
 
つばくろ
 
花疲れ
 
             
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