山梨のカラフルな桃源郷

　４月中旬、山梨県の甲府盆地をピンク色に染める「桃の花」を笛吹市へ観に行ってきました。笛吹市には桃の木が約30万本あり、桃の生産量日本一とのこと。訪れた時は「桃源郷春まつり」を開催中でした。桃の花が咲く時期に合わせて「信玄公祭り」や「川中島合戦戦国絵巻」他も開催されます。

　甲府盆地では、桜が満開になった少し後に桜より濃いピンク色の「桃の花」が満開になります。また低地から徐々に標高の高い山麓方面に向かって開花していくため、比較的長く花を楽しむ事が出来ます。今回訪れた時期は少し遅めで、山麓に近い場所が満開状態でした。山麓から眺める甲府盆地は、ピンク色の絨毯が広がり大変綺麗でした。果樹園は濃いピンク色に咲く桃の木(食用)が殆どですが、白・ピンク・赤や混ざりなどの花桃(観賞用)も所々に咲いており、こちらも綺麗でした。無料解放された果樹園では、桃の花・花桃・菜の花・水仙・チューリップなどが満開で、観光客の「綺麗だねー」の歓声や残雪の南アルプスと桃の花を入れ記念写真を撮る光景があちこちで見られました。

　「リニアの見える丘花鳥山展望台」からは、タイミング良く南アルプスをバックに桃の花が咲く中を試験走行する「超電導リニアモーターカー(2027年開業予定)」を眺めることが出来ました。

写真説明
　 写真-１　桃の花と南アルプス (左：農鳥岳、中：間ノ岳、右：北岳)
　 写真-２　桃の花と菜の花の競演
　 写真-３　満開の桃の花
　 写真-４　カラフルな花桃
　 写真-５　白にピンクが混ざった花桃
　 写真-６　南アルプスをバックに桃源郷を走るリニア試験車(L0系)

以上