氏 名
 伊藤 直之
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成28年03月08日
表 題

 越生梅林(おごせばいりん)

本   文 

  3月3日の雛祭りの日に、日和がよいので埼玉県越生町(おごせまち)の関東三大梅園といわれる越生梅林に行ってきました。

 「越生」を読めましたか? 「生越」なら「おごせ」と読めましょう。昔の右から左に読み書きする表記が残ったのでは無いでしょうか。

 梅林までは、越生駅(東武越生線、JR八高線)から写真を撮りながらの徒歩でも40分でした。平坦な道で3.5kmと表示されていました。この日は4月上旬の陽気で、軽く汗をかいて到着しました。車で来られる方が多く、周辺の駐車場は満杯でした。

 梅林は越辺川(おっぺがわ)の端に位置し、「梅まつり」開催中は入場料を取られます。入場しなくとも梅を楽しめます。梅林自体は全部白梅で見事です。実を採るためか花は一重のようです。駅からの途中にも白梅よりも少ないですが、紅梅も観ることができました。

 ここ越生町は写真-6の通り大田道灌(1432-1486)生誕の地だと知りました。道灌鷹狩の折に雨が降り、小女(しょうじょ)に蓑(みの)を求めたが用意できず、小女が山吹を差出した逸話の「山吹の里」があります。里の在りかに諸説あるようでして、江戸時代に書かれた斎藤幸雄著「江戸名所図会」では東京高田の馬場の北の方(かた)と述べています。

 越生町は梅以外に柚子も有名で、柚子七味は香りがよくお勧めです。また、旧総研所員一部の方にとって思い出の場所で、26年前の平成2年に総研オリエンテーリング大会が越生町で行われました。家内と参加した時の事をよく覚えています。越生梅林は、白梅のため遠くから眺めると地味ですが、近くで観ると写真-3の通りとても綺麗です。

 神奈川在住のOB/OGの方が多いと思いますが、横浜方面からですと東急東横線、東京メトロ副都心線、東武東上線直通の列車がありアクセスが便利です。梅まつりは3月21日までですので、まだまだ見頃です。

写真説明
写真-1:東武越生線、JR八高線の越生駅
写真-2:越辺川沿いの白梅
写真-3:越生梅林の白梅
写真-4:帰路に観た白梅の群生地
写真-5:帰路に見付けた紅梅
写真-6:越生駅前の大田道灌についての看板

以上 

       
 
写真-1
 
写真-2
 
写真-3
 
             
       
 
写真-4
 
写真-5
 
写真-6
 
             
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