氏 名
 柴田 雄蔵
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成28年02月16日
表 題

 あらぎ島イルミテラス

本   文 

 2月6日18:00頃、車で海南を出発。有田川に添って35分程さかのぼる。家を出てから1時間、標高約250m、三田(みた)地区の「あらぎ島展望所」に着く。ドライブの目的は「第2回 あらぎ島イルミテラス」と名付けられた、夜間にLEDソーラライト3000個の光で浮かび上がる棚田の見学である。

 あらぎ島は、高野山を源とする有田川の浸食によってできた地形で、大小54枚の水田が扇形に形成された美しい棚田で、当ホームページでも四季の景観が過去に紹介されている。「日本の棚田百選」「和歌山県朝陽夕陽百選」に選定され、平成25年には国の「重要文化的景観」にも選定された。現在も耕作が行われている。

 厳しい冷え込みの中、見学と写真撮影、背面の民家の灯りに近寄ると、お茶・コーヒーの無料サービスの看板がある。そっと戸を開けると「入って、はいって!」と男性の声、三名のお客と入れ替わりになった。村民の好意で民家を休憩所に活用しているのだそうだ。このイベントは有田川町の主催であるが、三田地区の「ふるさとを守る会」が協力して土曜日にサービスしてくれると言う。

 凍えそうな冷え込みだったが、家の中はストーブの暖房で天国。当日は村人12名ほどが当番で、どの方も屈託なく話しかけてくれて、終いには「東燃だったら○○を知ってるか」「誰々は今年定年や」とか、気が付けば9時前。暖房以上の暖かい接待を頂き「気イつけて帰ってよ」の言葉にお礼を述べて棚田をあとにした。

以上 

       
 
LEDで縁どられた
54枚の棚田
 
民家を活用した休憩所
 
整列してくれた当番の
女性方
 
             
     
 
男性の当番の方々と雑談
 
お土産に頂いた草履とぶどう山椒
 
         
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