氏 名
 西ヶ谷 勝也
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成28年01月01日
表 題

 清水OB会幹事箱根研修

本   文 


 清水OB会幹事は「幹事研修会」と称して12月中旬1泊2日で箱根周辺を散策してきた。旅は、幹事OBの河村輝男さんの運転する車に6人が乗り込み一路箱根へ。車の中は研修の場、格調高い(?)様々な話題で議論伯仲、居眠りなどする暇はない。

 最初の研修の場は、12/14に開業した三島の「日本一長いつり橋(スカイウオーク三島)」、入場料は千円、“高い”の一言で見るだけに。高台の休憩所からも富士山も橋の全貌も見えず「富士山とつり橋」を期待していた面々、「いまイチだな」の評価で早々に退散。

 次は、芦ノ湖畔に平成19年に整備された箱根関所。17世紀初期に開設され「入り鉄砲に出おんな」の取り締まりを行った所で箱根では特に「出おんな」を厳しく監視した。シルバー料金で入場、中々良くできた施設で見所も豊富、江戸時代を偲ぶ歴史の貴重な一ページを神妙に見学。

 そして箱根神社へ。鬱蒼とした森の中に朱塗りの鳥居が鮮やかな神社は厳かな佇まい、
“厄(89)を払う”という89段の石段を登り本殿へ、厳粛な気持ちで賽銭を投げ、拝礼。「清水LNG火発」の建設計画成就を絵馬に託して奉納、みんな笑顔。

 湖畔の道を引き返し、旧東海道箱根杉並木へ。あの戦火を潜り抜け、よくぞ残ったと思える巨木の連なる景色は圧巻、しばし自然の驚異と歴史の重みを満喫、言葉少なし。

 さて、宿は高級リゾート“エクシブ箱根離宮”。部屋に入るや早速持ち込みの飲み物で乾杯、しばし歓談の後入浴、夕食は「ピアノ生演奏付き、飲み放題バイキング」。“飲むは”“食うは”その健啖ぶりに驚嘆、ここでも時を忘れて談論風発、この元気清水OB会の先行きに危惧はなし。そして、打ち上げは若く美人の外人女性ピアニストにリクエストを連発、実り多き研修となる。

 翌日はゆっくり出発、北条早雲ゆかりの早雲寺へ。臨済宗大徳寺派の古刹、北条2代目綱氏が創建した小田原北条家歴代の菩提寺で北条5代の墓がある。墓は質素、整然と並ぶ苔むした背の高い五塔の墓石が特に印象的であった。

 続いて箱根美術館。MOA美術館創立者の岡田茂吉が創建した美術館で、桃山時代の茶道具、中国の陶磁器、縄文から中世(江戸)までの焼き物が展示されている。
「陶器はどれも同じ、違いも価値も解らない」ことが“解らないよう”背をかがめ真面目に鑑賞、研修成果は?。庭も素晴らしい。ここも中国語が飛び交う国際的な観光地だ。

 昼食は、枯れすすきが見事に波打つ仙石原「しずく亭」で“自然薯とろろ定食”。ここは、こだわりの店主が「客が席に着いてから自然薯をすりおろす」そうで、待つことしばし。
麦飯にとろろ汁、鯵の開きの備長炭焼きと香の物、質素だが味は確か。お櫃のお代りをして満腹,お代も確か。

 帰路は芦ノ湖スカイラインの快適なドライブ、快晴の富士の眺めはまた格別、途中で写真休憩、箱根峠から国一へ。車内は飽く事なく百家争鳴、暦の大安、友引、仏滅など六曜がどうして決まるかなど解説する人がいて、楽しく実のある研修の旅も無事終了となる。

以上 

       
 
箱根神社参道
 
神社へ奉納した絵馬
 
旧東海道杉並木
 
             
       
 
全員集合
 
枯れ芒波打つ仙石原
 
芦ノ湖スカイラインの富士
 
             
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