氏 名
 向澤 功
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成28年01月01日
表 題

 中国への語学留学の思い出

本   文 

 2007年にふと考え中国の大学へ語学留学を行うことにして最初は杭州(浙江省)、2008年は洛陽(河南省)へ。それから4年間日本で働き2013年からは済南(山東省)へ。今年の1月から6月まで蘇州(江蘇省)へと8年間で4ヶ所の大学で過ごしました。それぞれの留学先で楽しい時を過ごし沢山の中国の友と知り合い、多くの観光地も訪ねました。孔子や孟子の故郷や水滸伝の町等々。

 その中で「年画」を知ることになりました。「年画」は中国の版画で、以前は旧正月に各家の門や居間の壁などに貼り幸福・豊作・悪魔よけ等を行っていたものです。それらの産地を訪ねるべく洛陽、済南、蘇州を留学の場所として選びました。今回の蘇州でも「年画」の作者らと知り合い、ほぼ毎日彼女らの家等を訪問し、さらに沢山の人達とも知り合うことが出来ました。もちろん蘇州大学の学生達とも(写真-1)。今回は蘇州の彼女達の家で一緒に「年画」を彫りました(写真-2)。これは蘇州では有名な図案で”一団和気”一家団欒和気あいあいの意味を持っています。

 それから、蘇州は古い城の町で古い歴史や古い建物、風習、また古い井戸が各地にあり、ほぼ毎日、本を片手に自転車に乗りそれらを訪ね歩きました(写真-3,4,5)。
現在、“紅楼夢(こうろうむ)” と云う中国の有名な本に登場する「12人の女主人公」の版画12枚等を彫っています(写真-6)。また、機会があれば思い出の地を訪ねたいと思っています。

 写真-1:蘇州大学にて留学生らと(前列右から4人目が本人)
 写真-2:左は中版木(本人作品)と右は一般的な年画
 写真-3:蘇州の虎丘にある古井戸「??泉(かんかんせん)」
 写真-4:蘇州の有名な橋「楓橋(ふうきょう)」
 写真-5:蘇州の水郷 
 写真-6:彫刻中の「紅楼夢(こうろうむ)」

以上 

       
 
写真ー1
 
写真-2
 
写真-3
 
             
       
 
写真-4
 
写真-5
 
写真-6
 
             
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