氏 名
 長谷川 明夫
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成27年08月16日
表 題

 八ヶ岳の展望を楽しむ2つのハイキング

本   文 

 76歳になった今年も、友人と月に2回程度のハイキングを楽しんでいたが、6月初めの梅雨入り以降は、梅雨明け後の記録的な猛暑もあってハイキングの回数も減少する。それでも6月2日、東燃時代の大大先輩Tさん案内で三浦アルプスのコースの一つを歩き、都心からこんな近くにこれほど素晴らしい自然が残っているのかと感動した。それにも増しての感動と驚きはTさん。確か85歳になられたはずだが、かなり急な登りやロープを使う下りも、私よりずっと確かな足取り。ハイキングは今年でそろそろ卒業(中途退学?)か、と思っていたが、Tさんに刺激されてか、衝動的にトレッキング・シューズを新調してしまった。まだまだしばらくはハイキングを続けることになりそうだ。

 7月15日は山梨県の清里近くの飯盛山 (1643m) に登った。清里駅から歩いて40分の平沢が登山口で、1時間半ほどの快適な登りで山頂に着く。名前のように、ご飯を盛りあげたような山頂からの遮るものがない360度の展望で有名だが、この日は雲が多く、天気が良ければ見えるはずの南アルプス、中央アルプスの展望は殆ど無い。それでも「八ケ岳の展望台」と言われるだけあって、目の前の八ヶ岳は期待通り素晴らしかった。展望を楽しみながらの昼食の後、同じ道を下った。

 8月5日、天気が不安定なのが気になったが、北八ヶ岳の北横岳 (2480m) に登ることにした。蓼科高原の山麓駅から、100人乗りの北八ヶ岳ロープウエイが標高2237mの山上駅まで運んでくれる。そこが坪庭と呼ばれる一周30~40分ほどの自然園で、この坪庭周遊道路の途中に北横岳に登る分岐がある。ここからは本格的な山歩きとなり、途中から灰色の雲が空を覆ってきた。

 1時間半の登りで山頂に着いたときは、完全に雲の中で展望は殆ど無し。山頂の気温は17~18℃で半袖では寒い。昼食食べながら待つこと1時間弱、やがて期待通りに山頂に日がさしはじめ、南東の方向に八ヶ岳がうっすら見え始める。少しずつクリアーになってきたので、カメラの設定をいろいろ変え、偏光フィルターまで使ってやっと撮ったのが写真-4。 決して鮮明では無いが、八ヶ岳の八つの峰のすべてが何とか確認できる。飯盛山から見た八ヶ岳とは反対側から見た八ヶ岳になる。近くの蓼科山はもちろん、霧ケ峰もはっきり見えてきた。山頂からの展望も何とか楽しめたので、あちらこちらから聞こえるメボソムシクイのさえずりを楽しみながら、ゆっくり坪庭まで下った。そこは真夏の太陽がギラギラした別の世界だった (写真-6)。

今年の後半もハイキングの計画がいっぱい。

写真-1 飯盛山山頂下から見る八ヶ岳
写真-2 山頂からの八ヶ岳
写真-3 下山して国道141号から撮った八ヶ岳。日本のJRで最も空に近い小海線の
      清里駅と野辺山駅の中間地点はこのすぐ近く
写真-4 北横岳山頂からみる八ヶ岳の峰々
写真-5 やっと陽が射してきた北横岳山頂で展望を楽しむハイカー
写真-6 坪庭の北横岳への分岐に戻る

以上 

       
 
写真-1
 
写真-2
 
写真-3
 
             
       
 
写真-4
 
写真-5
 
写真-6
 
             
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