氏 名
 近藤 定雄
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成27年06月16日
表 題

 米寿を迎えて

本   文 

 去る5月の東燃本社OB会総会で、米寿のお祝いをいただきました。誠に有難うございました。私は現役時代、皆さんにはあまりお馴染みでない役員車の運転手として勤務しました。
 戦後間もない昭和25年、当時日本橋3丁目にあった東亞燃料工業㈱に入社しました。3名のよき先輩がいらっしゃいました。本社全体の人員は40~50名程度と記憶しています。

  昔は、東京でも冬になるとよく雪が降ったものでした。そうした折、我々が待機している1階の事務所では暖をとるために、だるまストーブで石炭が焚かれていました。
 周辺の景色は、今や都心では珍しくなった小学校があり、銭湯もありました。
大通りに出ると上野から銀座へと都電が走り、今では高速道路が通って暗渠となった外堀には屋形船が浮かんでいました。

 しばらくすると、本社は丸ノ内ホテル前のナショナル・シチー・バンク・ビルに移りました。銀行には厚木にいた進駐軍の兵士たちが、戦車で給料を取りに来たりしていましたね。
 その後、本社が同じ大手町にあるサンケイ会館別館に移った頃には、運転手仲間も先輩後輩交えて7名に増えていました。
 我々運転手の仲間うちでは、自分が担当している役員さんを、親しみを込めて「親父」と呼んでいました。若い頃は正に親父の年齢でしたが、それが兄貴の年齢になり、弟の年齢になったときに定年を迎えました。

  振り返ってみますと、38年の間に6名の役員さんを担当させていただきましたが、無事故でお運びできたことにホッとすると同時に、密かに誇りにも思っているところです。
 現在は、千葉県の太平洋岸に面した温暖な御宿町に移り住んで26年、地元の方々とグラウンド・ゴルフなどに興じたり、たまには一献傾けたりしながら日々楽しく暮らしております。
                            

写真-1:総務部の御大、北畑勇さん(後列右端、故人)主催の東燃レディース コンペにゲス
      トとして参加(前列中央が本人)=平成13年9月 @稲取GC
写真-2:今年喜寿のお祝いを受けられた新井耕治さんと都内某所でご機嫌の1枚=平成1
      5年11月

以上 

     
 
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