氏 名
 柴田 雄蔵
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成27年06月08日
表 題

 日本一小さなトンボ

本   文 

 5月下旬、テレビニュースでハッチョウトンボが羽化を始めたと伝える。一度見てみたくて5月
の最終日に車で出発、海南から南へ140㎞。串本を過ぎ古座川町に入る。古座川に沿って北へ走ると直見(ぬくみ)と言う村に着く。県道に案内板が立つ。町の駐車場から徒歩で500m、山間の平地にあるハッチョウトンボの生育地に着く。古座川町が買い取った休耕田で草の根元に水があり沼状の湿地で、説明板に大谷湿田とある。

 生育地の入口には「この付近にハビ(マムシ)がおります。足もとに気をつけてください」とある。一緒に行った家内は拒絶反応で、観察用の木道には立とうとしない。やむなく、そっと木道へ上がる。見慣れたトンボや蝶が飛んでいる。どこにいるのかと目を凝らすと、いるいる足元の草むらに見落としそうな小さなトンボが止まっている。

 カメラを向けるが大きさを比較する物がない。ポケットの三色ペンを出したが、片手ではブレて撮れない。大騒動しながら家内にペンを持ってもらって写したのがこの写真である。

 体調は17~21ミリ、オスは赤く、メスは茶色。トンボの名の由来は広辞苑には「尾張国矢田河原の八丁畷(なわて)に多数生息したのでこの名がある」と記されている。
 トンボの生息情報については、現地の説明板を示しましたので参照ください。(本HPへの説明板の写真掲載については古座川町教育委員会の承諾を得ています)

 ハッチョウトンボは、我が国の良好な自然環境に生育することを示す「環境指標昆虫」に選ばれていて、古座川町では天然記念物に指定している。この地域で長く生育することを願いたい。

以上 

       
 
県道に立つトンボの
案内板
 
ハッチョウトンボの生育地
 
生育地の入り口
 
             
       
 
ハッチョウトンボのメス
 
ハッチョウトンボのオス
 
トンボの説明板
 
             
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