恒例の白河高原ゴルフに強者16名が集合。
黒風白雨と題したが、雨量は豪雨とまで行かずとも風は強風ならぬ烈風。霧も出てきて・・霧と思ったが雨滴が強風に吹きちぎられて細かくなったか、立ち込めはしないが次々に流れてきてミドルホールも視界100ヤード。
山稜のホールでは、クロビイタヤと思しき枯葉が風に吹きあおられて蜘蛛の子を散らすようにグリーンを駆け抜け、バンカーの顎に吹き寄せられる。風の当たらないショートコースにきてほっとしながら深さ30mを超える谷越えのグリーンを見ると、その上方の林は樹頂が大波を打っている。
私は4組の最後の1組にいたが、4人で真面目に「(違う意味の)スコアメイクをして逃げようか」と話し合ったことでもあった。それでも、19番ホールの温泉を思い、20番ホールの熱燗を思って上がってきた。
上がってきてのご褒美が、クラブ支配人から「よくぞこの荒天のもとプレーしてくださいました。」と各自宛てボール2個のプレゼント。翌日このニューボールを使った人が16人中何人いただろうか。私は、「Life Worstの経験」記念に残してしまった。
写真は20番ホール。疲れも見せず元気に気勢を上げた。それでも「嵐が早く過ぎて『天はわれらに微笑む』と信じて早めに就寝。
2日目、Calm & Stable(と思われた)条件下、スタート。確かに途中2~3ホールはうららかな陽射しのもと、皆生き返ったように好打。「風がやめばやはり皆結構うまいじゃないの。」と軽口を交わしながら進んだが甘かった。途中から“昨日に倍する烈風”。コース途中の松の枝が“かくも”と思うくらい曲がっている、その訳即ち“那須おろし”を思い知らされた。
強風に震え、強風による体感温度低下に凍えながら、それでも後期高齢者含め16名全員完走。この執念は何を源とするのだろうか。
秋の開催日程を決め、再会を約して解散となった。
以上