鹿児島空港から高速バスに揺られ約１時間３０分で串木野に到着。鹿児島湾（錦江湾）を挟んで東に大隅半島、西に薩摩半島があり、串木野は薩摩半島の西側付け根に位置します。
４月にはきれいな海岸を馬場に快走する浜競馬が開催されます。５０年以上の歴史があり、中央競馬で走ったサラブレッドに大拍手、ポニーや農耕馬の迷走ぶりに大笑い、会場は大いに盛り上がります。
夏にはさのさ祭りで市内を練り歩きます。祭りが近づいてくると事業所でも踊りの特訓ですが、あまり熱が入りません。ところが当日は大変身です。酒の勢いもありますが、祭りの雰囲気に心酔し皆、汗びっしょりになりながら踊ります。
串木野はマグロ漁船も有名で、遠洋に向けて多くのマグロ漁船が出航します。知り合いの方からトロの塊をいただいたこともあります。絶品でした。
食に関しては何と言ってもさつま揚げと黒豚です。さつま揚げは地元で「つけあげ」と呼んでいます。小さな個人商店へ立ち寄れば人懐っこく会話し、必ずおまけしてくれました。また黒豚のしゃぶしゃぶは最高です。それまでしゃぶしゃぶと言えば牛でしたが、串木野で食してから豚しゃぶに惚れ込みました。食の前に喉を通るのがさつまの芋焼酎です。串木野は焼酎の産地としても有名で、飲み方や注ぎ方まで地元の人に教わりました。
ゴルフ場も車で１時間程度走れば豊富に点在しており、料金も手ごろでした。プレーが終われば温泉に浸かってリフレッシュ。単身赴任者にとって格好の娯楽になりました。
赴任当初は「思えば遠くへ来たもんだ」の心境でしたが、自然の豊かさに囲まれ、親切な地元の人々と接することができ、私にとって感慨深い思い出になりました。
なお、添付の写真のうち「さのさ祭り（地元のきれいどころ）」は、いちき串木野市のご好意により、同市ＨＰからの転載を了解いただきました。
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