氏 名
青木 勝
 所 属
東燃和歌山OB会
 掲 載 日
平成26年12月24日
表 題

 エコカー MIRAI (みらい)/レガシィ の試乗報告

本   文 

 12月11日(木)から13日(土)東京ビッグサイトで開催された日本最大の環境展示会「エコプロダクツ2014」に行って、トヨタのFCV(燃料電池車)MIRAI(みらい)と富士重工業のレガシィに試乗してきましたので報告します。

 13日の早朝、ゆりかもめに乗って東京有明に向かいました。8時過ぎに到着し、受付開始の9時半まで待ちました。受付開始時には数十名が並んでいました。乗車可能なエコカーは5社6台ありましたが、人気は「MIRAI」で受付開始の数分で午前の分は終わったそうです。 整理券(写真①)は乗車順では無いとの事でしたので、試乗開始の10時半まで、快晴で強い風が吹くテントの中で待ちました。

 いよいよ試乗です。(同②)試乗者は運転ができず、1回に3名です。私は運転手側の後部座席に座りました(同③)。公道を走ってUターンして帰って来る約3KM、10分弱のコースでした。 公道へ出た途端に急加速し、結構なGを感じました。静かでアット言う間に時速75KM出ていました。加速が終わって、巡航状態になるとエンジン車とあまり差を感じませんでした。

 乗車定員は4名です。その理由は後部座席の真ん中にコンソールボックスの様な邪魔者(同④;バッテリーと推測します。)が有るからです。従って、後部座席の左側から右側(運転者の後)へ移れず、右側のドアから乗り降りする必要があります。 試乗後、会場で展示中のMIRAIの運転席へ座ったり(写真⑤)、水素タンク(同⑥)や発電機構を見ました。タンクは分厚く3cmほどありそうでした。

 試乗受付に戻ったら、「レガシィアウトバック」の試乗券が残っていたので試乗しました。予想に反してゆっくり加速し制限速度(時速60KM)を大きくオーバーしませんでした。 レガシィはアクティブな走りをする人が多いと思っていたので、運転者に確認したら、今回は安全でエコを意識して運転しているとの事でした。

 アイサイト(2台のカメラを使用した追随や衝突回避機能等)機能を使っての先行車に自動追随走行を体験しました。アクセルもブレーキも踏まずに先行車に追随し、信号で止まった先行車に安全な間隔を置いて止まりました。先行車が出発すると、「ピッ」と鳴って知らせてくれます。 アイサイトの様な装置はこれから迎える高齢や、万が一に備えて必要な装置であり、次回購入する車には取り付ける必要を感じました。

 FCVは水素の供給のインフラ整備がネックで、和歌山の田舎では私がハンドルを握る時代は来ないだろうなあ。2006年に時速500KM走行に試乗した事があるリニアに乗車する方が可能性が高いかなと思いながら帰途につきました。

以上 

       
 
① 整理券
 
② MIRAI試乗
 
③ MIRAI車内1
 
             
       
 
④ MIRAI車内2
 
⑤ MIRAI展示車
 
⑥ 水素タンク
 
             
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