氏 名
渡辺 正彦
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成26年11月16日
表 題

 第18回日韓スポーツ交流に参加して(自転車競技)

本   文 

 埼玉県選手団9名と石川県選手団6名が参加、仁川空港で合流し、仁川空港から高速道路を利用してバスで4時間ほど、江原道・束草市(カンウォンド・ソクチョ)に到着、ホテルに入る。2日目、文化探訪と昼食後、襄陽(ヤンヤン)の自転車競技場を見学。近代的な自転車競技場あり、33バンクや施設内の練習用ローラー台などを案内してもらい大変参考になった。3日目、夜半からの雨、朝食後小雨模様となったが、路面が濡れており、万一事故に遭遇するとまずいという日本体育協会の判断から走行は中止となった。 昼食を食べ終わってみると晴天になり、ミシリョン峠に向かってのライディング開始となった。9名がスタート、韓国人のソ・ジョン・ションさんがMTBで先導、途中から予想以上に勾配がきつくなり、ゴルフ場入口までの約3 kmを先導は終了した。

 その地点で5分休憩後に本格的なヒルクライムのスタート、3kmくらいで、既に4人がバス内に収容され、私は、石川の若手(38歳)M氏にくらいつき走行していましたが、62歳の年ではついていけず、ミシリョン峠(標高768m)の駐車場のゴールを5分遅れの2位ゴールでした。10選手のうち6選手が完走。日本選手だけの競技となったので。韓国選手も参加していたら、もっと面白い展開になったと思われた。

 章沙港近くの海鮮店において、19時より競技別歓迎会が開催され、和気藹々の飲食会となり友好を深めた。韓国の人はお酒が強く、久しぶりに我を忘れて飲みすぎてしまった。4日目、ホテルから北へ約40kmの高城郡花津港までバスで移動した。花津港で毎年この時期に開催される「タラ祭り」を兼ねてのサイクリング大会に参加。韓国各地から集まってきたサイクリストと共に、スタート約600名の選手が次々と走った。コースは花津港から巨津港までの12~13km。日本選手団(10名)の引率として先導役の束草自転車連合会会長のジャン・チャン・シクさん、が道を間違えてコース上にはだれもいなくなり、日本選手団が追いかけたが、迷ってしまい、5kmほど同じ道を行ったり来たりでパニックになったが、結果的には、巨津港にゴールしていた。

 サイクリング大会は巨津港がゴールであるが、ジャン・チャン・シクさんの計らいで更に高城市内の昼食場所までの約35km走行することになった。

 巨津港から完全に整備された最高速度80km規制の幹線道路(R9)を走行することになり、先導車は江原道自転車連合会事務局長のムン・ヨンキさん、平均時速40kmで走行、私は車の後ろにスリップに入り一時的には60Km/h以上で走行した。

 また、交差点の信号が赤信号なのにホイッスルを吹きながら「行け」の指示に従いスピードも落とさず通過して非常に怖いものを感じた、日本ではこのようなことは考えらない状況でした。私を含め、走行に参加した各選手とも日本では到底走行できない経験をしたと感心し、また、非常に楽しい思い出となった。

 最後に、韓国の自転車団体の関係者の方々から、熱烈な歓迎を受け、スポーツ交流も無事に終了することができたことを心より感謝したい。

 写真説明
  1)成田空港出発ロビー
  2)1泊目のホテルにて
  3)ミシリョン峠(標高768m)
  4)競技別歓迎会にて
  5)巨津港にて韓国の選手と
  6)送別会にて

以上 

       
 
写真1
 
写真2
 
写真3
 
             
       
 
写真4
 
写真5
 
写真6
 
             
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