呑釣会恒例の秋季磯釣りは、１０月３１日～１１月２日にかけて催行され、新谷修、中野邦昭、横道忠、大内健伍、平中勇三郎、小川友哉の６名が早朝小雨模様の中竹芝港に集結した。今回は久々に釣りビギナーのＨ氏も参加するので、Ｈ氏の釣りの面倒は底釣り名人のＹ氏にお願いすることで決着。曇り空で今にも雨が降りそうな中、天候に恵まれ大漁と安全な釣行を願い、いつも通り缶ビールで乾杯し高速ジェット船“夢号”に乗船した。
８：３０竹芝港出航後、大島～新島を経て順調な船旅で、船酔いも無く又、船内で飲んだ缶ビールの酔いも無く、大島を過ぎてから青空が覗き、１１：３５式根島に予定通り到着した。民宿「水久」の女将さんの迎えを受け、車で宿へ直行、３部屋を確保できたので安眠のできる部屋割り後、別送荷物を整理し幕の内弁当の昼食を摂った。しばらく休養した後、全員で式根港桟橋に行き釣りを開始した。この日は曇り空で時々青空が覗く絶好の釣り日和で、１６：３０の納竿まで、ひたすら竿を出した。宿に戻り、島の温泉「憩いの湯」で疲れを癒し早目の夕食。夕食後の呑呑会は２２：００で切り上げ、早目に就寝。翌日に備える。
１１月１日（土）この日はどんよりとした曇り空で、天気予報は雨模様で午後からは本降りとなっていた。早目の朝食後、式根港の桟橋組（新谷、中野、平中、横道）と孫市の磯組（大内、小川）に別れ竿を出す予定であったが、孫市磯に先客がいたので、昨日同様全員式根港で竿を出した。小雨交じりの中釣りをしていたが、午後３時過ぎに本降りとなったので、早々に宿に引き上げた。この時、最初に引き上げた組は無事に宿に着いたが、後の組は重量級が乗った為か途中で車が故障（エンスト）し身動き出来なくなってしまった。車の修理工場に連絡して代車を出してもらい事無きを得たが、本降りの雨の中散々の目にあった。この日も「憩いの湯」温泉で汗を流し夕食。部屋に引き上げてからの呑呑会では、持参した焼酎が空になるまでお開きにしないことになり、釣り談義や昔話に花が咲き結局、就寝は２４時過ぎとなった。
１１月２日（日）快晴。式根島出航１１：２５の大型客船で大島に渡り、高速ジェット船“友号”に乗り換え無事、久里浜港に１５：３５帰着した 。今回は天候に恵まれず不満の残る釣行であったが、来春の釣行では天候に恵まれ“楽呑楽釣”の釣行となるよう願いつつ散会した。
＊今回の釣果及びエピソード
・釣果 メジナ（３８㎝） 1匹、 ブダイ（4０㎝級を含め） 2匹、 シメジナ（２５～３０㎝） １2匹、 石鯛の子 20匹、 イズスミ（４０㎝級） 1匹、 オキナヒメジ 2匹、 カワハギ 1匹、 トラギスに似た怪魚 1匹。
大漁祝いの呑呑会（１１/１８）で大物賞、大漁賞の表彰を行う予定。
・逃げた魚は大きかった？
底釣りのY氏に久々の大物の当たりで竿が大きく撓り、今まで釣ったことのない４０㎝級のブダイを釣上げ、記念撮影後スカリに入れ海に放り込んで置いた。暫くしてオキナヒメジ（通称オジサン）を釣ったY氏、スカリに入れようとしてスカリを引き上げたら、何とあの大物ブダイの影も形も無いではないか？スカリを調べたら破れは無かったが魚の入れ口が閉め忘れていたことが判明した。残念無念と悔やんだY氏が最後に一言、また釣ればいいさ。これには全員納得。
・忘れ物が多くなった呑釣会
式根港桟橋で釣り仕掛けを作り始めたO氏、リールを忘れたとH氏に宿まで送ってもらいリールを探したが見つからず桟橋に戻ってきて、クーラーボックスの中を探したら出てきて一件落着。暫くして雨が降り始めたので合羽に着替えたが、S氏が合羽を忘れたことに気づきまたまたH氏に宿まで送ってもらい合羽に着替えることが出来た。７０過ぎが殆どの呑釣会、呑呑会でも昔話の中であの人、あの人と人物名が出てこないことが多くなった。体力が衰え、物忘れが多くなり口ばかり達者ではあるが、出来る限り好きな釣りを楽しみたいものである。
・今回の釣り行では宿から釣り場への送り迎え、エサや弁当の調達、温泉への送り迎え等に専属ドライバーとしてH氏が活躍してくれた。お陰様で筆者も釣りを堪能出来た。H氏に感謝、感謝。
“釣れなくとも旨い酒・釣れれば其れを肴に更に旨い酒・呑釣良き哉”
「続く２０１５春の巻」
以上
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