氏 名
 近藤 安雄
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成26年07月16日
表 題

 日本一デッカイ花が咲きました

本   文 

  つくばの里から珍しい花のご報告です。
 先日新聞の地方版に日本一大きな花が咲き、しかも日本記録を更新した、という記事が出て、それもわがつくば市内の出来事だったのでさっそく見に行って来ました。
 つくば市に国立科学博物館・筑波実験植物園という施設があります。日本全国の植生の分布を14万㎡の広大な敷地に凝縮して植え込んである大庭園、熱帯・亜熱帯・サバンナ気候の それぞれ独立した温室や研究施設等があり、居ながらにして全世界の植生を観察できるというのがこの植物園の特徴です。

 今回の日本一は、熱帯植物温室で見ることができました。スマトラ島原産のさといも科の「ショクダイオオコンニャク」というのがそれです。花のサイズは、高さ2m72cm、直径108cm。
種芋のサイズは直径66cm高さ42cm重量70kgという大物でした。花の高さの記録としては、これまでの東京小石川植物園の2m40cmを抜いて堂々の日本一。(ちなみに世界一はアメリカで咲いた3.1mがギネスブックに登録されているそうです。)

 去る7月3日、この個体としては2年前の5月についで2回目開花となったようです。そのときの花の高さは2m06cmと今回のものより小ぶり。2年ごとに咲くそうですから、再来年の開花が楽しみですね。

 デッカイといえば、同じ熱帯植物温室に学名ジェイドバイン(和名ヒスイカズラ)の実を見つけました。マメ科の植物でこの4月のはじめころ花をみたのですが、藤の花のような花房(長さおよそ1m)に勾玉のような形のまさにヒスイ色の花をたくさん付けていました。(写真は5年前のもの)そのうちのひとつが結実したのでしょう。マメ科だけに長さ20cm、太さ10cm位のずんぐりとしたデッカイ鞘でピンポン玉位の実が二つ入っているようでした。枝豆のようにして食べたらおいしいだろうと想像するだけで楽しくなりますね。

 一度国立科学博物館・筑波実験植物園を見学されてはいかがですか。入園料は大人310円ですが、65歳以上の高齢者は入場無料です。つくば市へは秋葉原からつくばエクスプレスという高速鉄道を利用すればつくば市の中心街まで快速電車で45分と、昔に比べてずいぶん近くなりました。
 (そうそう、植物園の入場門のとなりにインド人が経営するインドカレーの専門店があり、私のお気に入りのお店です。超デッカイ「ナン」をちぎりながらお好みのカレーに浸して食べる昼食はまさに至福の時といえますね。)

 今回は筑波から「デッカイ」をテーマに報告させていただきました。

写真説明
 写真ー1: オオコンニャクの花(本体)
 写真ー2: 押し寄せた見物客で入場制限も・・・。(某民放TV局の取材)
 写真ー3: ヒスイカズラの実
 写真ー4: 以前に見たヒスイカズラの花

以上 

     
 
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写真-2
 
         
     
 
写真-3
 
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