氏 名
 川上 雅人
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成26年07月16日
表 題

 昭和47年入社者同期会開催(和歌山の地で)

本   文 


 今般我々47年入社者は、去る6月27日・28日の両日和歌山の地、そこで導入訓練が行われ、懐かしの思い出の場所で同期会を開催した。延べ23名の参加者があり東燃ゼネラル和歌山工場を見学、矢びつの国民宿舎「くろ潮」で宴会・投宿した。好天にも恵まれ素晴らしい同期会となり、お互いの絆を一層強めることができた。これも見学を快く受け入れて下さった和歌山工場関係者のご尽力の賜物、心から感謝したい。

 発端は昨年の6月開催の同期会の席上、和歌山から来た西岡君が「来年は和歌山に集まろう!」と提案、一堂酒の酔いも手伝い怒涛のごとく「賛成!」の連発がよせられ、今回の同期会開催が決まった。

 準備は、幹事2名(須藤、小林渉の両君)に加え現地幹事として西岡君と岡野君が加わり、この4名といつもの裏方軍団との強力な布陣で臨んだ。10月上旬のキックオフミーティングを皮切りに、計5回の準備会(実態は飲み会)を開き、日程の設定、工場及び宿泊所との連絡調整等の諸々の準備を重ねてきた。特に最後は当日の天候、特に台風の来ないこと、又仲間の息災等を願い、えらい神様と仏様が鎮座される門前仲町(富岡八幡宮及び成田山 深川不動堂)に出かけた(写真-1参照)

 当日は現地集合、午後2時の定刻には全員が工場正門前に揃った。出迎えは昭和48年入社の吉田課長、一同会議室に通され、冒頭加藤工場長より会社案内に基づいて懇切丁寧な工場の現況説明があった。説明のなかで幾つかの質問も交わされた。特にOIMSの運用については昔これに携わったメンバーから突っ込んだ遣り取があった。

 工場見学(写真-2参照)は貸切バスで、オンサイト、オフサイト、更には楚都浜の社宅跡等を2時間40分かけて回った。PS1、2が無くなり計器室も一箇所に統合、我々の時代とは隔世の感を禁じえなかった。また見学の途中では、気配り溢れる吉田課長の計らいにより旧同僚(畠中さん、宮井さん、中村さん等)との再会も実現、又出荷桟橋では、林海運の高城さんも顔をだされた。写真はその再会時のものである(写真-3参照)。

 その後バスは辰ヶ浜を眼下に望む丘陵地に到着、有田川河口を隔てて遠方に見える旧PS-4建設予定地(15万坪)を眺めた(写真-4参照)。同地はここ40年余り空き地であったが、太陽光発電所が建設されるとのこと。2015年10月完成予定で、既にその建設も始まっていた。PS-4建設要員として採用された我々世代にとって感慨深い眺めである。ここで謡曲に造詣深い大場君が今後の和歌山工場の新たなる発展を祈念して一句。

武者(もののふ)の 夢蘇る PSー4

 工場見学の後、宿泊先である「くろ潮」に直行、部屋割り、入浴を済ませ会場の大広間には定刻6時に全員が集合。これも時間厳守に厳しい東燃マンの一端が垣間見られた。原君の乾杯で宴会がスタート(写真-5参照)、二次会は幹事の部屋に集まり夜が更けるのも忘れ延々歓談に興じた。翌日は現地解散、来年の再会を紀伊の海に誓い、又お互いの健康を祈り散会した(写真-6参照)。

 本稿の作成に当たり、詩情豊かな漢詩人である越君より次の漢詩も寄稿された。

         西都離去三十年    (西都を離れ去ること三十年)
         無為徒食至老齢    (無為徒食にして老齢に至る)
         同期投宿和歌浦    (同期と投宿す 和歌浦)
         盛時追憶滄海幻    (盛時の追憶 滄海の幻)                       
                                            (文責:川上雅人)

 

       
 
門前仲町 深川不動堂前
 
工場玄関前集合写真
 
旧同僚高城さんとの再会
 
             
       
 
メガソーラー建設予定地
遠景
 
全員乾杯
 
くろ潮玄関
 
             
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