5月4日 和歌山工場から車で東に35分ほど、有田川に沿う山間部、有田川町清水の青年クラブが主催する『かくし芸大会』に招待されて5曲を演奏してきました。要請が急であったため、尺八メンバーは当日都合のつく者だけとなりました。
町村合併前は清水町と呼ばれた町で、紀州和紙によって栄え、日本で最初に栽培された棕櫚や、県下一の養蚕に支えられてきた町です。現在は、この町発祥の「ぶどう山椒」と呼ばれる実の大きい山椒は日本一の生産量です。
会場は粟生(あお)小学校体育館、生徒数は5名、来年は廃校になると聞きました。観客は100名と少し。司会は和歌山放送のアナウンサーと、お笑いタレント。出し物は舞踊・歌・手品・ダンス・芝居等で大賑わいでした。
「織音」の演奏は順調な滑り出しで、「幸せなら手をたたこう」では、観客から手拍子も出ましたが、照明が突然5~10秒消えるハプニングが3度も発生。それでも演奏を続けた根性に全員笑って終了。照明トラブルはライトの使用数が増えたからで珍しい経験をしました。
会場に着いたとき、日本国内で年間数十回観測されるという環水平アーク(虹と同じ現象で逆向き)が出迎えてくれました。
なお、今回の写真は、演奏メンバーの斉藤さんの御主人(和歌山OB会員)に撮影協力をしていただきました。
今回の演奏メンバー
箏 :川島世伊子、斉藤正子、上田加代子、境朋子、秦小百合、谷口朋子
尺八:柴田雄蔵
以上