故露木さんが培われた「ねのと(NENOT)会」が息長く生き残っています。
新年の初詣は定時会合ですが、もてなしの名人であった故人の気配りで続いた一杯会と花見の計画立案は、今や残った会員が苦心しています。幹事があいまいになったのも問題ですが、岡本伸和氏の肝いりで今年もあの自転車が沢山出て来て話題を撒いた井の頭公園に参りました。
会はもともと故木本行平氏が、総研の部署を構わず遊び好きを集めて、露木さんに会長をねだって始まったもの。今年はその時の会員に希望者と一部会員の夫人を加え、露木夫人のご参加を願い、なんと17人が好天の下で花盛りを楽しみました。
吉祥寺北口のそばやで早目の昼食後、恩賜公園正門から入場、井の頭池を時計回りに一周し、写真を撮ったり、御殿山の茶屋で歓談をしました。
一旦散会後、ジブリ美術館を見たい人々が集まって、松本訓導遭難の玉川上水を某作家の情死など、不謹慎なことを云いながら、いい加減歩き疲れたところ、なんと美術館が「今日は切符がおしまいで、入れません」、と慇懃無情な応対に、がっかりして帰路に着きました。
以上