昨秋、文化の日「西武沿線フォトコンテスト」の表彰式が私の地元の飯能市で開催されました。この中に同郷南信州の先輩川口勝さんがカラー写真「朝やけ、多摩湖」で、西武鉄道社長賞を受賞されました。
川口さんは人生80代に入ってからの挑戦その2として、作品3点を応募し189点の中から受賞されました。この作品は6月上旬墓参のために帰郷する途中の早朝、所沢市郊外の狭山湖畔で燃えるような色調に遭遇した折の一点だそうです。
入賞作品の写真展は、西武線沿線の飯能市、秩父市、所沢市、豊島区役所(3/19~28)各ギャラリーで巡回展示され、ポスター作成の話も来ているそうです。
80代での挑戦ですがその1を伺ってみました。川口さんの写真等との関わりは、東燃清水在籍当時に遡り、当時の(故)金井昇三研究室での研究テーマ「ポーラログラフィーの石油への応用」からだそうです。
当時、小型映画8ミリ撮影が流行し、(故)佐藤(康)氏と(故)赤祖父氏と共に清水の「3羽ガラスのシネマグループ」と呼ばれ、先輩たちとクラブ活動を楽しんでいたようです。
研究所が埼玉県に新設され、1960年の起工式や1962年の現天皇陛下御一行視察記録の8ミリムービーの編集作成に関わったとのことです。
このようにムービー、スチール写真と親しみ埼玉のこの地で活動し、今日までの作品70点程を持って,ふる里信州で個展を開催したのが挑戦その1でした。
その折には地方紙等から取材を受けたり、TVのニュース番組では「ふる里に錦を飾った」と放送されたそうです。
本年は7回目の年男となり今後を伺いましたところ、公民館、病院のギャラリーで皆さんが楽しんで頂けるような作品の展示を続けていくこと、またふる里で俳画や陶芸をやっている友人から一緒に展覧会をやろうとの話があり、できればと思っているそうです。80代で益々活躍される川口勝先輩、健康に留意され頑張って戴きたいと思います。
添付写真
1. 表彰式 若林西武鉄道社長より受賞
2. 賞状
3. 受賞作品「朝焼け・多摩湖」
4. 所沢市の地区文化祭での展示風景
5. ふる里信州での個展-1
6. ふる里信州での個展-2
以上