氏 名
加藤 浩二
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成26年02月01日
表 題

 俳句便りー22

本   文 

 俳句便りー22

 1. 十二月いっそ小田急で逃げましょか

 2. 夜の街鼬(いたち)のやうに徘徊す

 3. 賽銭をくすねし狸嫁もらひ

 4. 通夜帰り毟りたりけり青木の実

 5. 並木枯る素数の謎の解けぬまま

 6. 下枝(しずえ)より上枝(ほつえ)に移れ初雀

 「左義長」という新年の季語があります。別に「ドント焼き」ともいわれており、正月の飾り物等を焼く行事です。湘南では大磯の左義長が有名で国の無形文化財となっており、浜辺に「サイト」と言われる藁で作った高さ10mほどの山が町内ごとに作られます。

 一月十二日に句会の仲間と行って来ました。午後六時に一斉に点火されると想像以上に火炎が高く上り迫力のあるものでした。竹竿の先に団子を付けて焼きますが、手馴れた人は表面が煤で黒くならないように団子をアルミホイールで巻いていました。

 詳細は「大磯左義長」で検索すると写真が沢山載っております。

         「左義長や青竹爆ぜて団子落つ」

以上 

       
 

十二月

 
 
 
             
       
 
青木の実
 
素数の謎
 
初雀
 
             
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