氏 名
中村 茂
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成25年11月11日
表 題

 喜寿の祝いを受けて

本   文 


 先日、東燃総研OB会定期総会にて長寿のお祝いを戴き有難うございました。厚く御礼申し上げます。

 中国文化の流れでしょうか、還暦・古希・喜寿等、長寿を祝う風習が日本でも現存しておりますが、その頃はまだまだ医薬品の進歩もなく、生活環境の改善もままならない時代だったのでしょうから、それらの言葉にも真実味があったのでしょう。
 今日では、私どもの身内は勿論、隣近所の方々のなかにも、70歳を越えられた方は決して珍しくはありません。

 今日、OB会総会にご参会の諸先輩方の中に、今なお壮者をしのぐお元気さで、社会的にもご活躍中という方も居られると思います。

 他方、長生きすれば恥多しなどと申しますが、丁度私などはその部類でして、また別段、長寿の秘訣と言いますことで養生に努めたわけでもなく、いたずらにお屠蘇の盃を重ねた次第です。
 また“憎まれっ子、世にはばかる”という言葉もございます様に、私は生来持ち合わせた頑固さ、これに加えツラの皮の厚さが年とともに重なり今日に至った次第です。

 幸い、私はまだまだ健康に恵まれております。当分の間は、やかましい親父で頑張るつもりです。それが、家族の者たちには多分、迷惑であるのかとも思いますが・・・

 末筆になりましたが、私は昭和30年(1955)に入社し和歌山工場試験室に配属後、昭和37年設立直後の中央研究所に、平成3年(1991)の55歳早期退職者制度適用まで主にプロセス・触媒開発研究に従事し“良き東燃・昭和の時代”を送らせて戴きました。

 振り返ってみますと、良き東亜燃料工業に採用され、滅私奉公とまではゆきませんでしたが、人生の大半を良き先輩・良き仲間と過ごせたことを大変幸せに思っています。
 また、OB会に出席して多くの同志と懇談する中、良き東亜燃料の文化が今も脈々と流れているのを感じ取った一日でした。これは、歴代のOB会役員の方々のご努力は言うに及びませんが、人事・人材の東燃ゆえの・・・。

 結びに、東燃ゼネラル石油(株)は昨年の6月新体制・新システムがスタートしました。
OB会も良き東亜燃料の文化を継承して、更なる発展を祈念いたします。

以上  

   
 
総研OB会 乾杯の発声
 
     
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