氏 名
久保 為彦
 所 属
東燃化学OB会
 掲 載 日
平成25年11月11日
表 題

 喜寿を迎えて

本   文 


 この度はOB会より喜寿のお祝いをいただき、厚く御礼申し上げます。

 私にとって、ソフトテニス(軟式庭球)は人生を左右する様な大切なスポーツです。入社前年の昭和28年に「四国国体」があり、東燃の入社試験を選ぶか、国体に出場するのかの二者択一で悩みました。私は県代表とペヤーの事を考え、後者を選びました。その後国体参加者に追試験のチャンスを与えられましたが、国体の監督が丸善石油の方で、大会中に丸善石油の入社試験を受ける事にしました。そこで、もし両社に合格した場合は早く決まった方にと決心しました。結局両社に合格したが、東燃には先輩(柏木さん)が居り、直接学校に合格の連絡が電話でありました。帰宅すると丸善から手紙が来ていましたが、既に東燃に決定済みという事で丸善には断りました。以上が東燃入社の経緯です。
 和歌山工場から本社に転勤し、業務課でタンカーの庸配船、通産省へのIL(インポートライセンス)申請等で外部との交流を深めました。

 昭和41年に石油化学へ転籍しましたが、OXO・BTX等プラント稼働開始で、営業の仕事に傾注し外部との関係が益々深くなりました。

 さて私の父親は59歳、妻の父親も60歳で亡くなり、私も定年を迎えた当時は70歳まで生きれば大満足と思っていましたが、元気に喜寿を迎える事が出来たのも健康のお蔭と感謝しています。健康の源は何といってもスポーツです。

 定年後15年間は茅ヶ崎市立赤羽根中学校でコーチを勤め、75歳で止めました。ところが自分の子供達が学んだ松林中学校の要請により、引き続きコーチを続けています。朝は7時半から8時10分迄、午後は放課後、休日も自分の試合の無い日は午前中参加しています。1年生は初歩からの指導で、何よりも基本が大切です。子供達の将来を考えると若い時に如何にスポーツ精神を鍛えるかが将来の基礎となるでしょう。

 そして「練習は不可能を可能にする」「継続は力なり」を実践して行く事が日本の将来を明るくするのではないかと念願しつつ、80歳までは続ける覚悟です。
 最後に、東燃グループOB会の益々の発展と皆様のご健康をお祈り申し上げます。

以上  

     
 
茅ヶ崎・寒川地区大会の優勝時(中学校)
(右から 2人目 本人)
 
茅ヶ崎市体育協会の功労章受章
 
         
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