10月18日、横浜市磯子にある久良岐能舞台において恒例となった東燃等合同謡の会を13名の参加で開催しました。
この舞台での開催は今年3月以来で6回目となります。今までは年1回でしたが、今年からは2回開催を目標に一同稽古に励むことにしています。
いつもながら遠方、四国松山および清水等からも参加され充実した会となり、心豊かな一日を過ごすことが出来ました。
特に今回は東燃OBを含む4名の新しい仲間が加わり賑やかで楽しいものとなりました。中でも佐藤恒雄さんは87歳とは思えない端正な姿勢で、またよく通る声で、10分間に及ぶ「猩々」を謡曲本を見ずにほぼ完璧に独吟されたことは見事でした。
番組は全6曲(道明寺、兼平、芭蕉、猩々、小塩、国栖)で、それぞれに役付け(シテ、ワキ等)し、役は登場人物の身分、時代背景、その場の景色・感情等を理解し、それを表現する謡い方をするとされているが、奥が深く、難しいものです。
午後1時から5時まで謡いを堪能した後は、お決まりの夜の懇親会を京急上大岡駅近くの居酒屋で行いました。ここでも昼間の評価、課題、はたまた能、謡曲の話題ばかりで盛り上がり、来年3月の再会を約して散会となりました。
以上