氏 名
中沢 利郎
 所 属
東燃本社OB会
 掲 載 日
平成25年09月01日
表 題

 私的「夢は夜ひらく」

本   文 

よく知られていますように「夢は夜ひらく」には異なる様々なバージョンがありますが、その中で、私が今でもカラオケしますのは次の3曲です。
まず、昭和41年に“園まり”が歌った、
☆雨が降るから逢えないの来ないあなたは野暮な人ぬれてみたいわ二人なら夢は夜ひらく
次に、同じ年に“緑川アコ”が出した、
☆いのち限りの恋をしたたまらないほど好きなのにたった一言いえなくて夢は夜ひらく
そして昭和45年、“藤圭子”で大ヒットした、
☆赤く咲くのはけしの花白く咲くのは百合の花どう咲きゃいいのさこの私夢は夜ひらく
当時学生で、下宿生活をしていた私は、安酒を飲みながら、ラジオから流れるこの歌を聴いていたものでした。特にその5番の歌詞、
☆一から十まで馬鹿でした馬鹿にゃ未練はないけれど忘れられない奴ばかり夢は夜ひらく
には身につまされることが多く、友人の誰彼を思い浮かべては口ずさんでいました。
前川清との結婚以来、すっかり熱は冷めてしまったのですが、訃報を耳にした時、40年余り前、中々強くなれない柔道に、それでも毎日打ち込み、街角で見掛けるポスターに目を止めては、明日の稽古への気力を新たにしていた日々を思い出し、改めてその歌詞を噛みしめました-忘れられない奴ばかり...-。
*写真は学生時代の正装姿です。

以上 

   
 
学生時代の正装姿
 
     
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