氏 名
小林 則雄
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成25年07月15日
表 題

 きじるし則ちゃん探鳥記 その2

本   文 


 3月の戸隠雪中探鳥、5月連休明け一週間長野・戸隠探鳥・・・その後も清水を中心に山野を探す。6月3日第68回目を最後に、さっぱり収穫なし。未だ長野での写真の整理も終わらず。わが師と仰ぐ河村さんは、あこがれのサンコウチョウ、オオタカなどの収穫を聞く。

 今年、十数年ぶりにテントを新調した。最初のテントはポールが2本の三角テント。時代とともにテントの形もかわり骨も増えた。今ではオートキャンプ用の物はシェルターと称すらしい。野外活動ゼミ出身といったところで、とても最初は一人ではどうにもならず、専門家の指導を受けながらシェルター設置方法を学び、野営探鳥をすることにした。

 場所は、ホオアカなどがいるらしい朝霧ジャンボリーキャンプ場。車も一緒に野営できる素敵なキャンプサイトだ。練習ということで7月7日一泊二日の予定で出かけた。

 専門家の手ほどきを受けながら設営。一時間半もかかってしまった。時折、濃い霧が流れる。霧が晴れれば、カッカと照り付ける太陽。真っ青な空と間近の富士山。場所に不服はない。

 なんとこの時期には珍しく上空をホトトギスが何羽も鳴きながら飛び回っている。戸隠ではなかなか姿が見られなかったが、ここでは飛んでいる姿が数多く目撃された。木にとまってくれないのが残念だ。テントサイトの近くの轍の水たまりでホオジロらしきが水浴びをしている。近くの松の木にコゲラ、シジュウカラなどが再三やってくる。写真を撮るには不向きではあるがフィールドスコープでじっくり楽しむ。鳴き声はたくさんするも、木々の茂みで姿は見えず残念。秋から春が楽しみな場所である。

 夜は、秋に三保の松林で集めた松ぽっくりと浜で拾った流木で焚火。新聞紙一枚で簡単に着火。なかなかの優れものだ。備長炭を少々くべて簡単な食事。食後は、改めて薪をくべて焚火の時間だ。野営の楽しみは、この焚火にあるといっても好い位だ。家内のお気に入りのメニューでもある。次回の野営探鳥の計画話で夜も更ける。

 夜中にトイレに目覚めて外にでてビックリ。なんと満天の星だ。富士山頂を源に天の川が三保に流れているではないか。七夕の夜にこんなに満天の星が見られるとは、まさに満点だ。起きてきた家内と暫し堪能する。

 明けて翌日は、記録的な猛暑。テントの下でもたまらない。なにやら探鳥どころではなくなってきた気配。どうも軽い熱中症に家内がなったらしい。水で冷やしながら、なんとか撤収できた。

 後片付けに二日もかかった。次回は、もう少し涼しい所で野営探鳥をしようと話しているところだ。

以上 

     
 
湖畔の我旧家
 
新しい新居と富士山
 
         
     
 
焚火
 
野営探鳥
 
         
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