氏 名
加藤 浩二
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成25年06月03日
表 題

 俳句便り-16

本   文 


 1. 眩しげに沖を見てゐる孕猫

 2. 便箋へインク一滴蝌蚪覚め (蝌蚪:おたまじゃくし)

 3. 花冷えや老酒(ラオチュウ)温め羽化登仙

 4. 大山椒魚(はんざき)や闇の淵にて岩と化し

 5. 奥入瀬や流れ速まり嘉魚はしり(嘉魚:岩魚)

 6. 午前様帰宅あそばし蜆汁

 五月初旬に根岸の三渓園に吟行に行きました。写真はその時撮った亀の甲羅干しです。春の季語に「亀鳴く」と言うのがありますが、私は寡聞にして正に聞いたことがありません。彼らが一斉に鳴いたらさぞ喧しいことになったでしょう。

 昼食で弁当を使いながら一杯やったら良い気持ちになって、句は殆ど出来ませんでした。

 その後山下公園から港内一周のクルザーに乗りましたが、私は船の中で船を漕いでおりました。


                                        以上 

       
 
孕猫
 
便箋
 
老酒
 
             
       
 
大山椒魚
 
奥入瀬
 
 
             
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