氏 名
高井 文雄
 所 属
KSS OB会
 掲 載 日
平成25年04月08日
表 題

 わたしのボランティア(里山作りで楽しんでいます)

本   文 
 在職中ある飲み会の時、「定年後の為に長く続く趣味を見つけておくと良い」と言われた事がありました。その時はまだ先の事で、そのうち何か見つかるだろうとの思いがありました。いざ、現実に仕事を離れてみると、毎日時間はたっぷりありますが、なかなか見つかりません。
 そんな時、秦野市の「里山育む会」会員の廣川さんから誘いがあり5年ほど前から参加しました。その後、橋本龍郎さんも加入され3人で月1回の作業に参加しています。場所は、秦野市の渋沢管理組合が共有する雑木林です。昔はクヌギ等を定期的に伐採しタバコの葉を乾燥する薪を生産していましたが、時代の流れと共に山は荒れたので10年前より里山作りが始まりました。作業は午前中で管理組合の方々と、我々ボランテアの人が一緒になって働きます。
 樹木間伐、倒木整理、周遊歩道作り・整備、下草刈り、希少植物保護、椎茸ホダ木作り等です。かなり整備が進みましたので、この里山は子供達の学習林にもなりました。カブトムシ、ムササビ等の小動物、春蘭、ヤマツツジ等の花々も楽しめます。
 地元の人達との共同作業なので昔の話等を聞く事ができます。里山の原風景がいまでも残っていて眺めも素晴らしく気持ちが爽やかになります。作業終了後には自分達が栽培した椎茸入りの味噌汁が、お代りするほど振る舞われることも楽しみの一つです。 植樹祭に植えた苗木が大きく育ち、美しい里山を維持し、次の世代に引き継いで行く事は大切だと思います。大勢の方々による地道な協力が必要だと痛感しています。少しでも役立てばと思っています。

以上 

 
 
 
味噌汁用シイタケ採り
 
ボランティア全員で下草刈り
       
   
 
薪割り:橋本(左)、高井(中)
 
杭打ち:高井(左)、橋本(中)、廣川(右)