氏 名
綾部 国勝
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成25年04月08日
表 題

 東燃等合同謡の会開催

本   文 

 3月21日(木)、横浜市上大岡の久良岐公園にある能舞台において恒例となった「東燃等合同謡の会」を開催しました。久良岐公園は自然の景観を生かした落ち着きのある公園で、特に日本庭園や能舞台付近は深山幽谷の趣があります。

 能舞台は東京芸大の前身である東京音楽学校にあったものを移築したもので、横浜市が管理し、市民の能楽、茶道、日本舞踊などの活動に使われております。また、舞台の鏡板(松の画)は日本画壇の重鎮であった画家の筆になるもので芸術的に価値の高く、歴史と風格を感じさせてくれるものです。

 この会は東燃OB謡曲同好の士(本社、川崎、清水)およびその稽古仲間で年1回程度実施しているもので、今年は遠く四国松山から吉岡さん、清水から磯村さんも参加され総勢11名(非東燃OB3名)となりました。
 13時から開演し、「高砂」「屋島」「楊貴妃」「景清」「安達原」をそれぞれシテ、ワキ、ツレ、地謡を役付けし、舞、囃子のない謡だけの演能形式で17時まで堪能しました。観客はゼロですが、日ごろの稽古の成果を本物の舞台で「役」になりきり、腹から声を出し表現するのは楽しいもので、自己満足の域といったところです。

 17時頃からの夜の懇親会は京急上大岡駅近くの居酒屋で、近況報告、謡の論評等で盛り上がり来年の再会を約して散会しました。

                                              以上

集合写真
『高砂』
『屋島』
『楊貴妃』
『景清』
『安達原』