氏 名
吉岡 道宗
 所 属
東燃化学OB会
 掲 載 日
平成24年11月21日
表 題

 石垣島テニス合宿記(その3)

本   文 


 3日目、今日もまた雨である。雨ならレンタカーを借りて石垣島を1周しよう。7名乗りのレンタカーを契約。石垣島の道路はすべて舗装されており雨の中とはいえ快適なドライブを楽しめる。島全体がサンゴ礁で囲まれている、見どころはいろいろあった。途中公設市場を見学、評判のステーキハウスのランチは安くておいしかった。最北端の平久保崎では、「尖閣諸島は日本固有の領土である」と叫んできた。

 4日目、いよいよ残りあと2日である。今日も朝から雨。しかし、もう我慢できない。少々の雨ならテニス決行。マイケルに雨水を掻きだすワイパーを貸してくれと頼むが、ワイパーは無くローラーを貸してくれた。ローラーは少しの雨水を吸い取るのには適しているが、大量の雨水を掻きだすには不向きである。効率の悪いこと夥しい。しかし諦めるわけにはいかない。皆で奮闘し何とかテニスを出来る状態にし、午前2時間、午後2時間テニスをする。やっとテニス合宿らしくなってきた。雨の中我々がテニスをしているのに触発されたのかフランス人夫妻(奥様は日本人)も隣のコートでプレーを始めた。

 顔見知りとなったこの夫婦とその夜バーで同席となった。ご夫妻は南フランスアヴィニョンでシャンブル・ドット(英語圏でのいわゆるB&B)を経営している方で、カビラには4回目だそうだ、大変気に入っておられた。その他ゲスト同士で会話を交わす仲間が何人かできた。アーチェリ-に熱中している白髪のご婦人や水泳のマスターズ世界選手権で10傑に入った72歳の鉄人などなど。

 5日目、最終日は夕方の便で帰宅である。久しぶりに雨が上がった。リゾートのマウンテンバイクを借りて30分ほどの川平湾目指してサイクリング。船底がガラス張りになっているグラスボートでサンゴや熱帯魚を見学。いたるところにスポットがある。川平ブルーと言われる海、1日に何度も色を変える海、その秘密がわかったような気がした。川平の海は起伏に富んでおり、砂地は深く白い。岩礁にはサンゴが生育し外からは黒く見える。その上海水の透明度が高い、それらが変化に富んだブルーの原因のようだ。

 午前中に観光を終えリゾートに帰り、昼食をいつものように良く飲みよく食べ午後から最後のテニスを堪能した。帰りの機中では来年の合宿はタイのプーケットにあるクラブメッドだとの意見もでて、すっかり異文化体験に魅せられたようだ。

                                              以上

       
 
クラブメッドの玄関
 
尖閣列島に向かって叫ぶ
 
やっとテニスが
 
             
       
 
サイクリングのひとコマ
 
風光明媚な川平湾
 
グラスボート
 
             
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