氏 名
奥村 晴彦
 所 属
東燃総研OB会
 掲 載 日
平成24年9月14日
表 題

 昔を思い出させる栞

本   文 


 この夏、大阪で盆行事をした折に、実家にあった古い写真やパンフレットを家内が捨てました。ひょっとしたら昔の地図など、昔話に役立つものがあるかもしれないと、未練たらしく漁った私は、写真のような「御来場記念 東亜燃料工業和歌山工場」と印刷した袋に入った2枚の栞を見つけました。

 これは多分、1959年夏の終わりに、就職希望学生が会社訪問した際のお土産でしょう。大変懐かしく、廃棄物から取りのけました。あの頃は会社もつつましく、今どきの立派なパンフレットや動画でなく、このようなちょっとした記録物で会社現況の説明をされていたのでしょう。アルキレーションとFCCを取り上げ、前者の当時はまだ珍しかったLPGの球形タンクを写しています。自動車と航空機のスケッチも小さく描かれており、当時の時代の先端。HSKは勿論、PV2もまだありませんでした。工場外では排水に混じる廃油を回収している人々の姿もありました。

 工場に集合して場内を案内して下さったのは多分、岡野峻さん。応対頂いた田島工場長、高岡技術部長、山田友課長ら、多くの方々が既に故人になられました。ご冥福をお祈りします。

以上 

       
 
御来場記念
 
栞‐1
 
栞‐2
 
             
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