氏 名
小林 則雄
 所 属
東燃清水OB会
 掲 載 日
平成24年08月13日
表 題

戸隠探鳥キャンプの記

本   文 


 セミの鳴き声で目覚める毎日。連日の猛暑で、思い出すのは長野のキャンプ場。カラ松林の木陰でベットを広げて昼寝は、とっても爽やか。梅雨も明けたし、去年は行かなかったのでと三泊四日のキャンプへ。

 7月29日(日)早朝出発。普段なら途中で仮眠をとるが、気持ちがはやるので仮眠はなし。お昼前に目指す飯縄高原・大座法師池キャンプ場に到着。受付をしていると「のりお先生―」と声がする。なんと昔の教え子の家族が納涼に来ていた。カラ松林の中にテントを設営。再び長野市内に買い物に出かける。キャンプ場の隣にはコンビニもそば屋もある。家からお握りを持参。焚火しながらの夕食は、とっても気持ちがよく、美味しかった。翌日の探鳥に備えて早々にベットに入る。シュラフにくるまないと寒い位なのでとっても快適に熟睡できる。テント1張り1000円。お風呂、近所のホテルで350円/人。

 30日夜明けとともに起床。朝食もとらずにそのまま戸隠へ。植物園入口の駐車場は、ガラガラ。静かに入っていくと、猛禽類の鳥がいた。確認のためにドアを開けたら森の中に逃げてしまった。戸隠神社の駐車場もガラガラ。鳴き声は一杯するが、木々の葉に隠れて姿が見えない。僅かにミソサザイとアカハラをちらっと見ただけ。およそ三時間、植物園を散策。それから朝食。昼は、コンビニで新聞買って、ゆっくり読みながら、昼寝。夕食の準備に焚火を始めたところ猛烈な大雨。稲光に雷鳴。ターフに逃げ込んだがたちまち川ができてしまった。家内と二人で薪を使って水の流れをつくる始末。この夕立の最後は、近所に落雷?しておしまい。夜、大学の同級生が来訪。しばし邂逅を楽しむ。

 31日戸隠の植物園に。今日は正門から入場。ひろい植物園でも人間の街並みと同じく野鳥の密度に濃淡がある。勝手知った野鳥の団地。僅かながら姿を見ることができた。いつもの場所でミソサザイがさえづっている。久しぶりに心地よくシャッターを切った。コゲラ、アカハラが姿を見せた。春先、あれほど人気のあった鳥達の巣穴は、いずこも空っぽ。園内を歩く人もまばら。お花もアザミがちらほら。トリカブトもまだ少し早いようだった。いたるところに熊の歩いた跡がある。鳥の種類もイマイチながら少しはマシな写真も撮れたので、満足して引き上げる。天気も回復。夜は、家内の希望通りガンガン焚火をして楽しむ。深夜、トイレに起きて外をみると満天の星。東にはオリオンが登っていた。

 8月1日今日は、キャンプ場隣の大谷地湿原を探索。水芭蕉畑は見る影もない。全面葦畑になっていた。 周囲の小川の周りに鳴き声があふれていた。粘って探すも姿が見えず残念。来年の春また来よう。

 帰路、原パーキングで木陰にシュラフを広げて仮眠・休憩をとる。爽やかな風でぐっすり寝込んでしまった。

  今回の収穫、コゲラ、カワラヒワ、アカゲラ、ミソサザイ、アカハラ、メジロ、ハチクマ?、ノスリ?。  

       
             
 
アカハラ・戸隠
 
大座法師池の我家
 
野鳥カメラマン
 
             
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