東燃音楽部「創立６０周年記念の集い」開催さる

　東燃本社音楽部が、呱々の声をあげたのは昭和２６年１２月のことでした。太平洋岸製油所再開間もないころ、呱々の声が歌声に変わり、数名の先人たちが音楽部を立ち上げたのでした。それから数えて６０年。
　これまで、創立３０周年記念を皮切りに５年ごとに周年記念の集いを開いてきましたが、今回はその第７回目、そして６０周年。いわば還暦を迎えたのです。

　還暦記念の集いは、さる６月３０日（土）、品川にある「高輪　和彊館」に、４３名の音楽部ＯＢ・ＯＧが集まりました。

　今回の集いのスローガンは「還暦を祝おう！　これからも元気で行こう！　さぁ、乾杯だ！」
　久しぶりの再会でみなさん、直ちにあちこちで交流の花が咲きました。中には創部当時のメンバーも数人いらっしゃり、当時に思いを馳せていました。

　メンバー高齢化がすすんだ今回は、幹事と和彊館の計らいでこれまでの立食パーティーから、中華様式の着席スタイルにし、食べ物も、油ものを極力抑えた健康パーティーが実現しました。
　パーティーは森　利英幹事代表の挨拶から始まりました。前回以降今回までの５年間に他界された１１名の方々の御霊に対し、黙祷をささげました。そして佐藤恒雄さんの音頭で乾杯、楽しい宴に入りました。

　司会からの突然の指名にもかかわらず、スピーチがご披露され、みなさん、大変元気に活躍されている様子が自己紹介されました。
　
　ひとしきり賑やかだった歓談が落ち着いたところで、天気も上々の庭に出て全員で記念撮影。
　同館のスペシャルサービスで、その日の帰りまでにこの写真を文字入りにして持ち帰らせてくれます。

　そして、痩せても枯れてもやはり私たちは音楽部ＯＢです。おなかもしっかり、お酒で気分も高揚、のどもうるおったところで、私たちの合唱曲集「Gaudeamus」をおもむろに取り出し、女声合唱・男声合唱・混声合唱の順にステージに上って歌いました。以前歌った懐かしい曲の集大成です。年月が経っているにもかかわらず、それぞれ立派な合唱になっていることに、一同驚きと喜びを隠せません。
　
　そうこうしているうちに予定の３時間半があっという間に過ぎ去り、お開きになりました。それぞれ私たちの記念の文集「蚊集」、合唱曲集「Gaudeamus」、そして今手渡された本日の記念写真を握り締め立ち去りがたい風情で、品川駅に向かわれました。周年記念での再会は５年後ですが、その背に幹事一同「みなさーん！クリスマス・キャロルを歌う会は毎年やってますよーーー！」そう呼びかけました。

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