3月26日(火)、横浜市磯子の久良岐能舞台を一日借り切り「東燃等合同謡会」を10名(東燃OBは7名)参加して開催しました。
この謡会は東燃OB(本社、川崎、清水)とその稽古仲間の謡曲同好の志10数名により、横浜と沼津で交互に年2回程度開催しているものです。
久良岐能舞台は三方を自然の山そのままに、森や池があり、梅、竹など四季折々の木々と沢山の草花に恵まれ、小鳥のさえずりの聞こえる閑静で雅な趣の中にあり、現在は横浜市が管理しています。
また、舞台の鏡板(松の画)は日本画壇の重鎮であった平福百穂の筆になるもので芸術的に価値の高いもので、歴史の重さと風格を感じさせてくれるものです。
さて、謡会は10時開始、昼食を挟んで午後4時まで全9番組それぞれにシテ、ワキ、地謡等担当して舞のない素謡です。シテ、ワキ等はそれぞれの「役」の人物に成りきり情景、感情等を腹から声を出し表現するのですが、それは一朝一夕でできるものでなく一生勉強しても難しいものです。
今回は、プロになりたての観世流女性能楽師(宮内美樹さん)も参加され舞台を共にして、緊張感の中にも皆さん気分よく謡えたようです。丸一日、謡三昧でしたが楽しい一日となり、さらに夜の懇親会でも盛り上がったことは言うまでもありません。
なお、いつも参加される牧野さんが遠出が困難とのことで今回不参加となったことは残念ですが、次回の参加を期待するものです。
参加者名(敬称略)集合写真
後列左から 大場、(宮内)、村上、小池、(森本)
前列左から 綾部、神崎、磯村、(田尻)、大村
以上
|