氏 名
宇治野 辰八
 所 属
東燃化学OB会
 掲 載 日
平成23年11月14日
表 題

 喜寿を迎えて

本   文 


 平成23年10月13日の東燃化学OB会におきまして喜寿のお祝いをしていただきました。誠にありがたく厚くお礼申し上げます。

 振り返ってみますと昭和28年4月(1953)に東燃和歌山工場で社会人として第一歩を踏み出してから58年になりますが、これまでが瞬く間に過ぎ去った感じがしております。

 東燃石油化学の誕生に伴い昭和36年川崎工場に来ましたが、砂漠のような砂地に次々と加熱炉・精留塔・タンク群が設置される様子はその後の経済成長を予感させるものでした。

 オリンピックの開催と相俟って日本全体が、前へ前へと走り、萎えることのないのではと思えるほどでした。そのような時代に生きてきた者として会社での恩恵は計り知れないものがありました。

 和歌山工場での8年間、スチーム・クラッキングの8年間、管理課C4を8年間、PP管理から千鳥工場樹脂管理へと生産計画と諸調整業務に従事しましたが、常に前向きに取り組んでいくことと組織の中でのあり方もずいぶん勉強させていただきました。

 いちばんの趣味としている弓道で社内報に取り上げていただいたことが今に繋がることだったと感謝しております。いまは体力が落ちているので弓射に中りを競うことはしませんが、定年後、神奈川県弓道連盟の役員に就任し称号受有者(教士)としても昇段審査会や講習会そして協議会に日々携わってきました。これからの中学生・高校生・そして若い人達が、よりよい日本の伝統美を引き継いで行ってもらいたいと切望しております。

 東日本大震災が起きたこの年に生きていることを感謝しながらこれからを過ごしたいものです。

 東燃グループOB会の一層の発展と皆様のご健康をお祈りいたします。

                                以   上

小笠原流繰立射礼(三々九手狭式)の演武
(一番前がわたしです。)
横浜みなとみらいホール前で

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