氏 名
小川 友哉
 所 属
東燃川崎OB会
 掲 載 日
平成23年11月28日
表 題

 呑釣日誌2011秋の巻

本   文 


  呑釣会の秋季磯釣りは10月25日~29日にかけて催行され、新谷修、山口義之、中野邦昭、大内健伍、横道忠、小川友哉の6名が夕刻竹芝港に集結した。大型客船“かめりあ丸”に乗船後、食堂の右舷側の席に陣取り、大漁を祈願し缶ビールで乾杯後、釣り談義で消灯時間23:30迄の一時を過ごした。今回も特2等船室で翌日の悪夢も知らず、安らかな眠りについた。                                        
 10月26日(水)6:00大島到着迄は順調な船旅であったが、大島出航後しばらくして強風による大きな波とうねりで、船が激しく揺れだした。2009年秋季釣り行時に体験した揺れに、匹敵する大きな揺れによる船酔いと悪戦苦闘し、青息吐息の状態で、9:25式根島に予定通り到着した。 常宿「下田屋」の車で宿へ直行。別送荷物を整理した後、船酔いによる倦怠感が治まる迄宿で休養することとした。休養後全員で式根港桟橋に行き、強風の中16:30の納竿まで、ひたすら竿を出した。17:30町営温泉の憩いの家へ行き入浴、心身共に癒されホット一息。宿に戻り早目の夕食。

 10月27日(木)昨日に続き晴天ではあるが、釣りに大敵の風強し。早目の朝食後、式根港桟橋組(新谷、山口、横道)と孫市磯組(中野、大内、小川)に別れ終日竿を出した。昨日と同様に強い風の中、最年長のY氏には終日のフカセ釣りは難行と思われたが、頑張り通したのは流石。   昨夜と同様に温泉で汗を流し夕食。チ鯛の刺身、オナガ鯛のアラ煮、サザエの壷焼き等の魚料理に酒も進んだ

 10月28日(金)快晴。昨日より風強し。桟橋釣り組は野伏港桟橋で東側端に陣取り又、磯釣り組は昨日と同じ孫市磯に入り夫々竿を出した。昼前、北東の風が吹き荒れ竿を出すのが困難になったので、全員初日と同じ式根港桟橋に移動して、16:30の納竿時迄竿を出した。夕食時今釣り行の表彰として、大漁賞はY氏が又大物賞はS氏、敢闘賞はO氏が獲得し、S会長より夫々賞品が授与された。

 10月29日(土)快晴。海は昨日と同様、風による白波が立っていたが予定通り、11:25大型客船“かめりあ丸”に乗船し船酔いも無く大島に到着。大島からは高速ジェット船“愛号”で   15:40無事に久里浜港に帰着した。

 今回は強風に見舞われ限定された釣り場での釣りとなったが、来春の釣り行は天候に恵まれ“楽呑楽釣”の釣り行となるよう願いつつ散会した。

*今回の釣果及びエピソード
・釣果  メジナ(手の平~27㎝級)53匹  良形カワハギ   1匹
      ブダイ35㎝級  6匹       良形イナダ    2匹
      オキナヒメジ   2匹       良形スマ鰹    1匹
      ニザタイ50㎝級 1匹       良形ナンヨウカイワレ 1匹
      石鯛&イシガキ鯛 9匹       良形イサキ      1匹
      良形ムロ鯵    11匹       その他外道     多数
 強風に見舞われた釣りだったが、魚種及び釣り上げた数量は今迄の最高記録である。

・“風”を呼ぶ男は誰だ! 
 過去の釣り行では毎回“風・雨・高浪”に悩まされてきた。しかし今回の釣り行では、“雨、高浪”は無く風にのみ悩まされた。  従って、今回の釣り行の反省呑呑会では、“風”を呼んだ男は誰だ!が話題の中心となるのは間違いない。

・船酔いしても酒量減らず。
式根港到着時の船酔いで、その日の釣り時用意した缶ビールを誰もが飲まなかった。こんなことはかって無かったことである。しかしその夜の呑呑会から帰着迄に飲んだ、ビール、ワイン、
焼酎の量を合計して日本酒に換算すると、一人一升飲んだことになる。酒豪は誰だ?。

・ 釣り名人誕生
底釣り技法で毎回カワハギ、ブダイを釣り上げてきたY氏。今回もゴカイ餌の底釣りでカワハギ、ブダイの他、オキナヒメジ、良形石鯛、イシガキ鯛等を次々と釣り上げた。これには全員脱帽。今迄はカワハギ名人と言われてきたが、ここに釣り名人誕生か!。

“釣れなくとも旨い酒・釣れれば其れを肴に更に旨い酒・呑釣良き哉”

                                       「続く2012春の巻」 /以上

釣   果
イシガキ鯛
ナンヨウカイワリ(メッキ)
全員集合(宿のご夫妻と)

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